トランプ支援のDeFi、貸借サービス提供か|新トークンも発行
ドナルド・トランプ米大統領候補と同氏の息子2名が支援する分散型金融(DeFi)プロジェクト「World Liberty Financial」はこのほど、暗号資産(仮想通貨)の貸し借りサービスを提供する可能性があることが 分かった。
同プロジェクトは、既存のDeFiである「Aave」や「Dough Finance」の仕組みを使用する予定だ。
また、 新しい仮想通貨 である「WLFI」を発行する予定だという。
「Aave」上に構築
同プロジェクトは、 イーサリアム(ETH) 上の大手DeFi「Aave」上に構築され、「クレジットアカウント(信用口座)システム」を使用する予定だ。
また、同プロジェクトを稼働させるコードは、「Dough Finance」の使用するコードをそのまま流用する可能性があるという。
同プロジェクトの開発には、「Dough Finance」の開発メンバーが4名混ざっていることが、ホワイトペーパーで明らかとなった。
新トークンWLFIを発行
同プロジェクトを構築するにあたり、DeFiプラットホーム上での利用や投票に利用できるWLFIトークンを発行する。
同トークンは、総トークン供給量の70%が創設者やチームに割り当てられ、残り30%が一般販売に割り当てられる。また、一般販売によって得られた資金の一部は、同プロジェクトの金庫に留保されるという。
一部ではこのトークン設計に関して、「内部関係者への割り当てが70%というのは異例なほど高い。」と言われている。
そのため、トランプ一族が権威性を使って金儲けしようとしてるのではないかという疑問の声も上がっている。
既存金融の問題解決に取り組む
同プロジェクトは、DeFiの仕組みを利用して、既存の金融システムにおける問題解決に取り組むことを目指している。また、「安全で高利回りの仮想通貨投資」を提供することも計画している。
関連: トランプ氏が支持|仮想通貨DeFiプロジェクトまもなく始動か
8月31日には、DeFiプラットフォーム「Dolomite」のコリー・キャプラン共同設立者が、同プロジェクトのアドバイザーとしての参画を発表した。
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