アイゲンレイヤー(EIGEN)、バイナンスに上場。ロック解除で取引やステーキングも可能に
バイナンスにEIGEN上場
大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、暗号資産(仮想通貨)アイゲンレイヤー: EigenLayer(EIGEN)を取扱開始した。バイナンスはEIGENの取扱について9月30日発表している。
EIGENは、10月1日5:00(日本時間10月1日14時)よりバイナンスの現物取引にて取り扱いが開始され、取り扱いペアはEIGEN/BTC、EIGEN/USDT、EIGEN/FDUSD、EIGEN/TRYとなっている。なお出金については2日5:00(日本時間10月2日14時)から開始予定とのこと。
またEIGENは、バイナンスでシードタグ銘柄として取り扱われる。シードタグは他の上場しているトークンと比較して高いボラティリティとリスクの可能性を持つトークンを示すものとなる。
シードタグ適用のトークンを取引するには、バイナンススポットまたはバイナンスマージンプラットフォームにて90日ごとに出題されるクイズに合格し、利用規約に同意する必要があるとのことだ。
さらにEIGENは10月1日にアンロック(解除)され、EIGENの取引やステーキングが可能となっている。
これにより開発者はEIGENを使用して「アクティブ検証サービス(Actively Validated Services:AVS)」を構築でき、ステーカーはセキュリティの強化やユースケースの多様化に直接関わることが可能とのこと。
また「AVS」をサポートするステーカーとオペレーターに、報酬としてEIGENを提供するプロトコル機能「プログラマティックインセンティブ」も発表されています。
なおEIGENは、記事執筆時点において約3.85ドル(約553円)で取引されており、時価総額は64億ドル(約9,305億円)となっている(2024/10/1 21:25コインマーケットキャップ調べ)。
アイゲンレイヤーとは
「アイゲンレイヤー」は、イーサリアム(Ethereum)ベースのリステーキングプロトコル。リキッドステーキングサービスによって得られるトークン「LST(Liquid Staking Token)」をステーキングできる。また、バリデーターはイーサリアムのビーコンチェーン上でステーキングしたETHを「アイゲンレイヤー」上でリステーキング可能である。
なおリステーキングとは、既にステーキングされたトークンを再度ステーキングし、担保として利用する技術。「アイゲンレイヤー」は、このリステーキングを通じてトークンのセキュリティ機能を引き出し、分散型ネットワーク全体の安全性を向上させる為のプロトコルだ。
参考: バイナンス ・ アイゲンレイヤー
画像:iStock/Ninja-Studio
関連ニュース
- Eigenlayerがシーズン2エアドロップを実施へ、総供給量5%放出
- EigenLayer、メジャーアップデート「アイゲンポッドアップグレード」導入
- アイゲンレイヤーの「EigenDA」、ERC-20トークンのリステークが可能に
- Mantleのテストネットがアップグレード実施へ、DAレイヤーをEigenDAに移行
- 耳から学ぶ「暗号資産ステーキングの最新トレンド」EigenlayerやBabylonが注目される理由(Kudasai Dr.Pudding)
関連するキーワード
アイゲンレイヤー(EIGEN)、バイナンスに上場。ロック解除で取引やステーキングも可能に
この記事の著者・インタビューイ
一本寿和
「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。
「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。
合わせて読みたい記事
免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。
こちらもいかがですか?
トランプ氏、財務長官にヘッジファンドマネージャーのスコット・ベッセント氏を指名
クイックテイク ドナルド・トランプ次期大統領は、金曜日に一連の行政指名の中でベセントを指名しました。「暗号通貨は自由に関するものであり、暗号経済はここに留まる」と元ヘッジマネージャーは述べています。
2025年末までにSolana ETFは登場するのか
Cboe BZXは今週初めにスポットソラナETFの申請を4件提出しました。暗号通貨に好意的なホワイトハウスの政権により、追加のスポット暗号通貨ETFの承認プロセスがより明確になるはずです。
AIトークンINJ、GRT、RENDERが強気のブレイクアウトでアルトコインラリーを牽引
AIトークンが同時にブレイクアウトし、強気相場の可能性を示唆。INJ、GRT、RENDERが暗号市場のラリーの中でブルペナントを突破。AIトークンの動きのパターンは、強気のブレイクアウト確認を示唆。
オーストラリア、税務透明性のためにOECDの暗号資産報告モデルを採用
オーストラリア財務省は、CARFの採用に関する協議文書を発表しました。OECDによって開発されたCARFは、当局が暗号資産に関する税情報を収集し共有することを可能にします。同省はこの提案に対する一般からの意見を求めており、協議は2025年1月24日に終了します。