MHCデジタルとサークル アジア太平洋地域でのステーブルコインUSDCのアクセス拡大で協力
MHCデジタルグループとサークルは、サークルのUSDコイン(USDC)の流通をオーストラリアおよびアジア太平洋地域の機関投資家向けに拡大する計画を発表した。MHCデジタルは、顧客に対して「コスト効率の良いUSDCアクセス」を提供することを目指す。
この取り組みの一環として、MHCデジタルは高額所得者、ヘッジファンド、および仮想通貨企業を対象とした店頭取引サービスを開始する。
アジア太平洋市場の将来性に注目
MHCデジタルの創設者兼エグゼクティブチェアマンであるマーク・カーネギー氏は、 オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー のインタビューで、オーストラリアの大手年金基金に対し、支払手数料削減のためにステーブルコインの利用を検討するよう説得していると語った。
カーネギー氏は「マッコーリー銀行や他の既存銀行によって、大手ファンドが数億ドルの外国為替取引手数料を取られていることを示したい」と述べた。また、ステーブルコインは年金基金に売り込みにくいかもしれないが、「サークルは規制されたステーブルコイン市場で長期的な勝者となる明白な候補だ」と付け加えた。
サークルの最高業務責任者あるカッシュ・ラザギ氏は、機関投資家だけでなく、より幅広い観客を見ていると述べた。「若く、モバイルファーストでデジタルウォレットに慣れた人々が多くいるアジア太平洋地域は、デジタル資産の採用において先を行っている」と語った。
オーストラリアのメディアによると、MHCデジタルはサークルと協力して、オーストラリアドルベースのステーブルコインを作成する可能性もあるという。
サークルは世界中で拡大
サークルのステーブルコイン採用の大部分は 米国以外で行われている が、サークルは2025年初頭に本社をニューヨークに 移転する予定 で、米国での新規株式公開の準備を進めている。
サークルは11月にSBIホールディングスと日本にUSDCおよびサークルのウェブサービスを導入するための協力に関する覚書を 締結した 。9月にはブラジルとメキシコの即時決済システムと 統合した 。
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