10月に上昇する「アップトーバー」は実現するか? 「失望するのは時期尚早」=仮想通貨アナリスト
ビットコイン(BTC)は10月の初めに予測されたような動きを見せていないが、仮想通貨アナリストによれば、投資家は広範な経済イベントに注目しており、月の残りの動向を判断するのは時期尚早かもしれないという。
ビットゲットのチーフ仮想通貨アナリストであるライアン・リー氏は10月2日のレポートで「大半の投資家はマクロイベントに反応する傾向があるため、月の残りのトレンドを判断するのはまだ早い」とのべた。
Bitcoin is down 5.76% since Sept. 27. Source: TradingView
ほかのトレーダーも同様の意見をのべており、今年10月のスタートが例年と異なるからといって、月の残りの展開を予測するものではないと考えている。
ビットコインの取引量が減少
「アップトーバーがこのように始まったからといって、同じように終わるわけではない」と、クリプトクアントの寄稿者アクセル・アドラー氏は 主張している 。
リー氏は10月1日以降のスポットBTC取引量の16%減少が感情の低下を示していると指摘し、「これは説明可能だ」と述べている。彼によれば、投資家がマクロ経済の不確実性を理由にリスクオフ資産アプローチを取ることを選ぶ可能性があるという。
Bitcoin’s Market capitalization has declined approximately 2.5% since Oct. 1. Source: CoinMarketCap
「投資家は資本を拘束するようなマクロ経済状況に巻き込まれたくないと考えるだろう」とリー氏は説明した。
「アップトーバー」を遅らせているのは何か?
9月の50ベーシスポイントの利下げ後のさらなるFRBの利下げ期待、米国の大統領選挙、中東での緊張の高まりなど、いくつかのマクロ経済イベントが投資家を様子見にさせている可能性がある。
しかし、リー氏は、より明確な状況がビットコインの短期的な18%の価格急騰につながる可能性があると考えている。「BTCは6万ドルのサポートレベルを維持しており、7万2000ドルの範囲で変動する可能性がある」。
リー氏はまた、10月初めから取引量が減少しているにもかかわらず、「機関投資家は毎日マイニングされる量と同等かそれ以上のペースでデジタル通貨を購入し続けている」と強調した。例えば、最新のファーサイドデータによれば、米国内の現物ビットコイン上場投資信託(ETF)は過去10カ月で1万8500BTCを引き付けている。
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