マイクロストラテジー(MicroStrategy、MSTR)の時価総額が1,000億ドルを超え、ビットコインファンドとしての地位を確立しつつ、半導体メーカーのインテルを上回る勢いを見せている。

11月19日にコインテレグラフが共有したアナリストレポートによると、マイクロストラテジーのBTC購入ペースは、予想を上回る速さで加速すると見込まれている。

Googleファイナンスのデータによれば、11月20日時点でインテルの時価総額は約1,020億ドルに達している。同社は60年以上の歴史を持つ半導体の巨人だ。

仮想通貨市場は、米国大統領選でドナルド・トランプ氏が勝利した後に急騰した。同氏の勝利が業界に有利に働くとの見方が多いと、コインテレグラフリサーチは報告している。

11月20日、マイクロストラテジーは米国で最も取引された株となり、テスラやエヌビディアといった著名企業を上回った。これはブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、エリック・バルチュナス氏による分析だ。

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Source: MicroStrategy

マイクロストラテジーは10月30日の決算説明会で、「21/21プラン」と名付けた3年間の大規模BTC購入計画を発表した。同社はこの計画の資金調達のため、210億ドルの株式発行と210億ドルの債務発行を予定している。

ベンチマークのフィンテックアナリスト、マーク・パルマー氏はコインテレグラフに送ったメールで、「同社の戦略は物議を醸しているが、株価に劇的な影響を与えており、十分な正当性を示している。同社の株価は過去4年以上にわたり、米国内のほぼすべての大企業を上回るパフォーマンスを見せている」と述べた。

パルマー氏は10月31日にマイクロストラテジーの株価目標を300ドルから450ドルに引き上げた。さらに、BTC価格が2026年末までに22万5,000ドルに達すると予測している。

同氏によれば、11月15日にCNBCのインタビューでマイクロストラテジーの会長であるマイケル・セイラー氏が「同社の証券発行およびBTC購入ペースが当初の計画よりも速くなる可能性がある」と発言したことが確認された。

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Source: MicroStrategy

11月19日、マイクロストラテジーは過去最大規模のBTC購入を発表した。同社は11月11日から17日の間に5万1,780BTCを46億ドルで購入したとされ、現在のBTC保有額は約400億ドルに達している。

同社は8月1日の決算説明会で「ビットコイン利回り」という独自の指標を導入し、BTC購入をさらに推し進めた。この指標は、保有するBTCの数量を発行済み株式数で割った値であり、1株あたりのBTC保有量を企業パフォーマンスの指標として定めたものだ。

パルマー氏は、「多くの投資家は時価総額と純資産価値(NAV)の関係に注目しているが、我々は同社の価値を評価する上でBTC利回りの方が重要な指標であると考えている」と述べた。

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