エヌビディア株は7％上昇でも、AI関連ト―クンは大幅に下落

人工知能（AI）関連のトークンは、5月28日にエヌビディア（NVDA）の株価が7%以上急騰したにもかかわらず、過去24時間で下落した。しかし、この下落は永続的なものではないと仮想通貨トレーダーは述べている。

「NVDAが急騰しているが、AIコインは今は静かだ。しかし、それが続くとは思わない」とトレーダーのマシュー・ハイランド氏は 5月28日のX投稿 で語った。

エヌビディアはAI企業がAIモデルを実行するために使用するコンピュータチップを生産している。仮想通貨トレーダーはその株価をAIトークンの動きの指標と見なしており、NVDAのパフォーマンスが市場のAIセンチメントのバロメーターとなっている。

エヌビディアの株価は過去5営業日で22%上昇し、5月28日には過去最高値の1140ドルで取引を終えた。年初来で約137%の成長を 遂げた 。

エヌビディアの第1四半期の収益は前年同期比で262%増加して260億ドルに達し、アナリスト予測を約5.6%上回った。一方、時価総額で最大のAIトークンのいくつかはエヌビディアに追随せず、過去1週間で下落している。 コインマーケットキャップ によれば、レンダー(RNDR)、Fetch.ai (FET)、およびシンギュラリティNET (AGIX)は、過去7日間でそれぞれ8.14%、11.39%、11.19%下落した。

AIトークンが上昇トレンドに従わなかったにもかかわらず、一部の仮想通貨トレーダーはエヌビディアの株価が下落した際に状況が変わるかもしれないと考えている。「NVDAが売られ始めると、他のすべての大手テック企業の銘柄も少なくとも数日間は同様に売られるだろう」と匿名の仮想通貨トレーダーのトリプレックス氏は 5月28日のX投稿 で主張した。「その後、仮想通貨のセンチメントがどうであれ、仮想通貨も引っ張られることになる。準備しておくべきだ」。

5月25日、投資家のリン・アルデン氏はエヌビディアが過去10年間でビットコインを上回った数少ない株の1つだと指摘した。前日には、トレーディングリソースのコベイシ・レターが、1999年にエヌビディアに1万ドル投資していたら、5月24日時点で2530万ドルの価値があると述べた。広範な仮想通貨コミュニティは、エヌビディアが今後10年間でビットコイン（BTC）と同じ利益をもたらすことはないと考えている。「エヌビディアが今後10年間でビットコインを上回る可能性はほぼゼロだ」とスワンビットコインのCEOであるコリー・クリップステン氏は主張した。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。

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