計測可能で持続可能な世界へ―Web3マーケティングの新時代到来

Web3マーケティング界はいま、多くの問題に直面している。インフルエンサーのギャラ高騰や、理不尽な広告ポリシーによる表現上の制約などがそれだ。Midleは、オールインワンのマーケティングプラットフォーム上で、ユーザーに報酬を与え、ブランドキャンペーンを効率的に管理することができる。混迷するWeb3マーケティング界を打開するための切り札だ。

Webマーケティングの現状は、古くさいデジタル広告で埋め尽くされ、顧客からのフィードバックは否定的なものばかり。企業が 距離を置く のも当然だろう。一方、Web3マーケティングの最前線には、すでに70以上の新興企業に 6億ドル以上の資金 が投入されており、新しく現実的な選択肢として 注目 されている。

だが、このような楽観的な見通しばかりではない。Web3マーケティングに参入したブランドマネージャーたちは、この領域にひそむ問題に直面している。たとえば、インフルエンサーのギャラは高騰中だが、肝心のクリックスルー率はというと、惨憺たるものだ。Web3広告が、旧来のWeb2ソーシャルネットワークからのリベンジに脅かされない日はない。

広告クライアントたちは、注目度に関するデータはWeb3テクノロジーで簡単に可視化できるにもかかわらず、プラットフォーマーに多額の報酬を支払っている。

さらに、Web3のウリであるはずの分散化が裏目にでている。分散化はマーケティングキャンペーンの追跡と分析を複雑にし、広告効果を正確に測定することを困難にしてしまった。これらの問題を解決するには、Web3エコシステムのユニークな特性に合わせて、革新的なアプローチとツールを開発する必要がある。

ユーザーとブランドつなぐWeb3マーケティング

Midle は、最小限のコストと労力さえ費やせば、オールインワンのマーケティングプラットフォーム上で、「メジャラブル」（測定可能）かつ「サステナブル」（持続可能）なマーケティングの実施を可能にする。従来のアプローチとは一線を画す、Midle最大の特長は、Web3ユーザーのタスク遂行やマーケティング活動に対して報酬を与え、ユーザーの参加に厚く報いることだ。

さまざまなタスクを遂行することで、ユーザーはMidleポイントを獲得し、そのポイントは毎週／毎月のトークンプレゼントのチケットと交換することができる。Midleのリーダーボードシステムは、毎月ユーザーをランキングし、上位10人にMidleトークンで報酬を与えることで、競争とコラボレーションを促進する。

ユーザーは、プラットフォームのクランリーダーボード機能を使って、クラン（グループ）に参加したり、自分で新しいクランを作ったりすることができる。ユーザーが獲得したポイントは、個人別のスコアとクラン別の総合スコアの両方に集計され、毎月上位5クランに賞品が贈られる。賞品は5人のクランメンバーとクランリーダーの山分けだ。ブランドキャンペーンでは、Midleポイント、各ブランドのネイティブトークン、 NFT 、ステーブルコインなど、さまざまな形式で報酬がユーザーに与えられる。

Midleのモバイルアプリを使えば、ユーザーは外出先でもタスクを遂行可能（出典：Midle）

Midle モバイルアプリ の公開により、ユーザーはどこでもプラットフォームに参加し、タスクを遂行できるようになった。

Web3マーケティングが可能にしたブランドコントロール

月額のサブスクリプションを利用すれば、Midleのチームにすべてのブランドマーケティングを任せることもできる。キャンペーン作成から、Discordイベントやクイズの開催にいたるまで、すべてを任せることができる。Midleの自動タスクシステムは、ソーシャルメディアプラットフォームにおけるブランド投稿を自動的に生成することが可能で、エンゲージメントを簡素化する。なおMidleは、 Cointelegraph Acceleratorの参加企業 である。

各集計期間の終わりには、ブランドはすべてのマーケティング活動の詳細が記録された包括的なレポートを受け取り、キャンペーンのパフォーマンスやユーザーエンゲージメントに関するインサイトを得ることができる。

Midleは、ブランドに様々なマーケティングオプションを提供（出典：Midle）

Midleは、ブランドが自ら管理するキャンペーンやタスクを通じて、オーディエンスとエンゲージすることを可能にする。Midleポイントを購入することで、ブランドはカスタマイズされたタスクを作成し、ダッシュボードから直接トークン、NFT、Midleを、ユーザーに報酬として与えることができる。

サブスクリプションブランドは、タスクベースのエンゲージメントだけでなく、限定イベントにも使用することができる。それらはブランドとユーザーのつながりを深めるためにデザインされたものだ。Midleのコミュニティには、Discordでのクイズやゲームイベント、ブランドアピールのためのAMAやソーシャルチャンネルでのクリエイティブコンテストにいたるまで、様々なイベントが用意されている。

Midleの登録ユーザーはすでに3万人超、高いトラクションを誇る（出典：Midle）

Midleは、X（旧Twitter）、Instagram、Reddit、Facebookといった主要なソーシャルメディアプラットフォームと連動しており、「いいね！」や「リツイート」といったタスクが実行可能である。同プラットフォームはまた、イーサリアム、BNBスマートチェーン、ポリゴン、オプティミズムなどの主要なネットワーク上で、トークンのステーキング、スワッピング、NFTミンティングなどの多様なオンチェーンタスクをサポートしている。

同プラットフォームは、ユーザーへの報酬に使用する予定のMidleトークンも発表している。

Web3テクノロジーの急速な進歩 は、デジタルマーケティングに新時代の到来を告げるものだ。ブランドとオーディエンスの間に、よりパーソナライズされた安全なインタラクションを実現する。今後Midleのような取り組みが増えるにつれ、Web3マーケティングの未来はイノベーションによってさらに前進し、より熱心で報酬の多いオンラインコミュニティを育むことになるだろう。