仮想通貨取引所とレイヤー2ブロックチェーン間のブリッジであるレイヤースワップはハッキングによりアクセスを短期間奪われた。現在はアクセス権が復旧している。

このハッキングの被害は短期間のアクセス停止以外に約10万ドル近くのユーザー資金が奪われる 事態となった 。

3月20日、19時40分(協定世界時)レイヤースワップのドメインが侵害され、サービスにアクセスしようとしたユーザーはフィッシングサイトにリダイレクトされた。その直後ハッカーはレイヤースワップのXアカウントのリセットを試み、ソーシャルメディアへのアクセスを完全に遮断した。

レイヤースワップによると、ドメイン登録業者であるゴーダディの対応の遅さがハッキングを長引かせたと見解を示した。
被害発生4時間後にレイヤースワップはゴーダディのアカウントにログインし、ハッカーによる変更をリセットすることに成功した。同社は再発防止のためにゴーダディサポートに説明を求めたが具体的な説明をまだ得られていないという。

「詳細な報告書をメールで受け取ることに同意し、透明性維持のためコミュニティにて共有するつもりだ」と語った。
 

レイヤースワップでハッキング攻撃 被害額10万ドル image 0 Source: Layerswap

巧妙なレイヤースワップへのフィシング詐欺は約50人のユーザーから約10万ドルの仮想通貨を奪った。プラットフォームは被害を受けたユーザーに全額を返金し、迷惑をかけたことへの補償として追加で10%を支払うつもりだ。

レイヤースワップは追加の資金損失を防ぐためにトークンの承認を取り消すように投資家に助言し、失われた資金や資産の請求を開始した。同社は現在、被害を受けたユーザーへの返金プロセスを開始している。