ビットコイン先物の資金調達率 「強気のセンチメントを示す」=クリプトクアント
ビットコイン先物の資金調達率が、今後の価格修正を示唆している可能性があり、市場アナリストによれば、それが「絶好の買いの機会」を提供するかもしれない。
4月3日に Xで共有された投稿 で、オンチェーン分析会社クリプトクアントのアナリストは、記録的に長いポジティブなビットコイン先物の資金調達率が「強気のセンチメントを示している」と報告した。
先物の資金調達率は、永久先物契約の価格とBTCの現物価格との差に基づいてトレーダーが支払うものだ。ビットコイン先物価格が現物価格を上回る場合、ロングポジションはショートポジションに資金調達率を支払う。逆に、先物価格が現物を下回る場合はショートがロングに支払う。
Bitcoin funding rates. Source: Crypto Quantしかし、クリプトクアントは「歴史的に、このような楽観主義は価格調整に先行する」とのべ、「その後の下落は絶好の買いの機会を提供するかもしれない」と付け加えた。
クリプトクアントのアナリストであるマールトゥン氏もコインベースプレミアム上昇を観測し、「これは米国の機関投資家が積極的にビットコインを購入している兆候だ」と語った。このプレミアムは、コインベースとほかの取引所との間の価格差だ。
今週初め、仮想通貨デリバティブツールプロバイダーの グリークスライブ は、ビットコインの継続的な下落が「市場全体にパニックが広がり、先物のプレミアムレベルが低下し、仮想通貨市場を大幅に下落させている」とのべた。
BTCは過去1週間で約9%下落し、4月2日には6万5000ドルを下回る安値を記録した。3月14日の最高値7万3738ドルから10.5%下落し、さらに下落する可能性があるとIGの市場アナリスト、トニー・シカモア氏は予測している。
4月4日のXでの投稿 で、シカモア氏は6万ドル、あるいはそれ以下への下落を予測し、「火曜日の売りは、BTCが7万3794ドルの高値から第3波の調整を経て(6万/5万8000ドルのサポートに向かって)下落する可能性を高める。その後、8万ドルに向けた上昇トレンドが再開される」とのべた。
BTC/USD with 200-day SMA. Source: Tony Sycamoreアナリスト兼トレーダーのムスタッシュ氏は「BTCの最高値付近での何らかの調整は全く普通のことだ」と Xで語った 。2020年も同様で、「その後、最高値は力強く破られ、伝説的な強気相場が続いた」と付け加えた。
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