著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

24日のビットコイン(BTC)対円は1030万円周辺から1000万円周辺まで値を下げ、週明けの上げ幅を解消した。東京時間のこの日の相場はドル建てで67,000水準となる1041万円を背に1030万円台で揉み合う展開に終始したが、その後3月の米耐久財受注が上振れると相場は上値を重くし、米時間序盤にはこの日の始値(1029万円)を割り込んだ。さらに昨日は米司法省が、銀行秘密法違反を認め今月30日に判決が決まる元バイナンスCEOのCZ氏に対して、禁固36カ月と想定よりも重い求刑をしたことが嫌気され、相場はその後1000万円周辺まで一段安を演じた。しかし、終値にかけてのBTC円は下げ止まり、終値では1000万円を回復している。

BTCは週明けの上げ幅を解消 テクニカル的なサポートを維持できるか【仮想通貨相場】 image 0

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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