足元の相場において、ビットコイン(BTC)価格のピークはどこだろうか。「7万ドル」だと主張する一派と「21万ドル説」をとなえる一派が議論を交わしている。

「7万ドル」説を主張するのがベテラントレーダーでアナリストのピーター・ブラント氏だ。

同氏が根拠にするのは「指数的減衰」論だ。これは、各強気周期における底値から高値までの上昇率が、前回の周期における最大上昇率の約20%にしかならないという現象のことをいう。

この考え方によると今周期の底値だった約15500ドルの安値から4.5倍の上昇を見込むのみとなる。つまり今回の高値は7万ドル前後で、今年3月にタッチした7万3000ドルと同水準だ。

一方で21万ドル説をとなえるのが仮想通貨相場分析会社クアントノミーのCEOでリサーチディレクターのジョヴァンニ・サントスタージ氏だ。同氏はまず上記の「指数的減衰」論に反論。「検証対象になるデータポイントは3つしかない」とブラント氏の理論についてコメントし、「これは統計分析を行うには十分なデータではない」とした。

同氏はビットコイン価格の次のピークを2025年12月頃におき、約21万ドルになると予測している。「べき乗則」等をベースに「指数的減衰」論も活用して分析した結果だという。

また同氏以外にも多くの人々がこのサイクルのビットコインのピーク価格について予測している。

海外取引所Swyftx のアナリスト、パブ・フンダル氏は次の半減期2028年までにビットコインは少なくとも倍増し約12万ドルになるとしている。

一方、投資会社アケロントレーディングのCEOでトレーディング戦略の専門家、ローラン・ベナユン氏は、今回の相場周期の頂点が18万ドルとなる可能性を予想している。

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