【相場分析】ビットコイン( BTC)今日の予想|相場は上位足のテクニカルに敏感に反応する展開
- 戦略まとめ
- ビットコインテクニカル分析
- 上昇シナリオ
- 下落シナリオ
- デリバティブ基本データ
- ファンディングレート(FR)・未決済建玉(OI)分析
- ロングショート比率
- 注目ニュース&相場一言アドバイス
- これまでの”半減期”過去データ分析
戦略まとめ
ビットコインテクニカル分析
BTC/USDT日足チャート
BTC/USDT4時間足チャート
BTC/USDT1時間足チャート
上昇シナリオ
30日の相場では、先日伝えたように”日足の上昇勢力と4時間+1時間足の売り勢力がぶつかり合うレンジの展開”が確認できる相場となった。
US時間に掛けて、日足サポートライン62,150ドルでの反発によって売り勢力の決済ロングが進行し、買い戻し勢力を後押しする相場となったものの、64,150ドルが4時間足下向きの80EMAと1時間足200EMAの抵抗エリアでの反発が見れる。
今回の上昇シナリオだが、先日と比較すると反転上昇する可能性は低そうだ。日足チャートを見てみると、上向きの80EMAがいるものの、実体越えしそうな様子を見せており、それに伴う日足20EMAがクロスしそうである。
そのため、US時間での買い勢力の動きにもよるが、次のロングを検討する場合は日足サポートライン60,400ドルの方が期待値が高い。しかし、4時間サポート62,150ドルで最後下ヒゲの反発を見せた場合は短期足での小さい値幅ロングを検討してもいいだろう。
現在の相場でロングを検討する際に重要となるのは”値幅を取りすぎようとしないこと”である
エントリー:4時間足抵抗62,150ドルでの再反発後に15分足EMAが上向きに変わった時(63,280ドル付近)
利確:1時間足200EMA63,910ドルで反発されたとき
損切り:エントリー時の直近安値を実体で超えた時
下落シナリオ
本日の相場では、62,150ドルでの買い戻しの動きが見られたものの、64,150ドル付近での1時間足&4時足の下向きEMAが強く機能したため、ロング勢の売り決済が進行し、それによって短期トレーダーによる強い売り戻しが発生した。
実際に、売り勢力が集まったことは”後半部分で説明するデリバティブデータのショートボリュームと清算ロング数”から確認できる。これまでの4時間足チャートを見てみると80EMA(赤ライン)が強く機能しているため、このライン突破が短期相場のカギになるだろう。
今後の下落シナリオとしては、1時間足下向き80EMAでの戻り売りに期待ができる。その要因として、15分と30分の80EMAがその値の付近になるからである。そのため、戻り売りのタイミングがきたら30分のダウ理論に注目する必要がある。
また、今後の下落トレンドの継続力を確認するためには4時間サポートライン62,150ドルの突破がカギとなる。投資家は、このラインを突破した場合は、日足サポートライン60,400ドル到達までの短期的ショートを短期足チャートで検討していいだろう。
エントリー:1時間80EMA 63,150ドル付近で戻り売り後、30分足チャートで安値切り下げしたとき(62,700ドル付近)
利確:4時間足サポート62,150で反発されたとき
損切り::エントリー時の直近安値を実体で超えた時
デリバティブ基本データ
取引高 | +48.36% | $57.36B |
未決済建玉(OI) | -0.58% | $29.98B |
オプションの出来高 | -39.73% | $625.97M |
オプションの未決済建玉 | +2.18% | $10.24B |
24時間の間に清算されたロング | $28.01M | |
24時間の間に清算されたショート | $25.45M |
参照: https://www.coinglass.com/ja/currencies/BTC
ファンディングレート(FR)・未決済建玉(OI)分析
本日のデリバティブデータでは、上位足テクニカルでの機能に大きな期待をのせた短期トレーダーによる活発な動きが確認できた。
しかし、未決済建玉(OI)の数値は、依然として大きく変動していないため、中期トレーダー勢は引き続き相場を様子見していることが推測できる。
参照: https://www.coinglass.com/tv/Binance_BTCUSDT
ロングショート比率
24時間ロングボリューム | +73.39% | $27.39B |
24時間ショートボリューム | +69.34% | $27.85B |
参照: https://www.coinglass.com/ja/LongShortRatio
注目ニュース&相場一言アドバイス
相場は上位足のテクニカルに敏感に反応
30日の相場では、4時間サポート62,150ドルでの一時的な反発が見られたものの、1時間と4時間足でのEMAに到達したタイミングに加えて、ビットコイン半減期後の継続的な相場の不信感を意識した売り戻しが優勢となったようだ。
現在も引き続きテクニカルを見てみると、売り優勢の状況ではあるものの、投資家は明日の”FRB政策金利”にも注意する必要がある。その理由として、現在のBTC相場は半減期後の不信感に加えて、アメリカ経済に対する不透明感も抱いているからだ。
仮想通貨業界はリスク資産であるため、明日のFRBの政策によっては大幅に下落する可能性もある。そのため投資家たちは今後、FRBの政策金利と共に日足サポート60,400ドルに向かうのか?に注目して相場に向き合うことが必要だ。
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これまでの”半減期”過去データ分析
これまでの3つのデータから、今回の半減期後にビットコインの価格が急上昇するのは「半減期を迎えた50~100日後になる可能性が高い」と予測することができる。
今回のビットコイン半減期は2024年4月20日に行われたため、”2024年6月9日~7月30日”の間でビットコイン価格が急上昇する可能性がありそうだ。
これまでのビットコイン価格は、過去の半減期後に最高値を毎回更新してきた。今回もまた、多くの著名人が中期的な上昇相場になっていくことを予測しているため、多くの投資家は半減期後すぐにこれまでと同様の強気相場となっていくと考えていたようだ。しかし、実際に注目すべきタイミングは半減期直後ではなく、もう少し先の”2024年6月9日~7月30日”の間であると、多くの投資家が考察している。
半減期後の値動きなどに関する詳細情報は、画像と共に下記の記事で紹介しているので、中期的上昇を期待している方は確認してみてください。
免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。
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