ソラナが一時5%下落 FTXによる売却懸念が影響か
ソラナ(SOL)は1日で5%下落した。FTXの債権者への弁済で、ソラナがさらに売却されるとの懸念が影響したとみられる。
コイングラスのデータ によれば、この価格下落はソラナの未決済建玉(OI)が過去30日間で40%減少し、5月9日時点で17億8000万ドルにまで落ち込んだことに伴うものだ。OIの急激な減少は、トレーダーが仮想通貨に対して不確かであり、資産価格に対するポジションを取ることに自信がないことを示している。
しかし、ソラナは最近、価格が下落しても素早く回復する傾向があり、現在では1億ドルを超える空売りポジションを危険にさらしている。過去30日間、ソラナは24時間以内に5%下落し、その後回復するという動きを何度か経験している。
4月19日には、ソラナは同様に5%下落したが、4月20日のビットコイン半減期を前にして数時間以内に157ドルまで素早く回復した。同様に、ソラナの価格が5月7日の価格である157ドルに5%上昇すれば、1億2500万ドルの空売りポジションが清算されることになる。
Solanhas a significant amount of short positions at risk if it rebounds back to $157. Source: CoinGlass5月7日にソラナが下落する数日前、仮想通貨トレーダーであるクリプトエースは「ソラナの価格はレジスタンスボックスの中にある」と のべ 、反落が起こると142.50ドルレベルへの下落につながると予測していた。
しかしソラナの最新の下落は、FTXが発表した債権者に対して、資産を売却した後に十分な資金を返済できるという発表に起因するかもしれない。その資産の大部分がソラナであるとみられている。
これは、全体的な仮想通貨市場のセンチメントが下落していることとも重なっている。恐怖・強欲指数は過去24時間で13ポイント下落し、5月9日には54のスコアに達した。
ソラナとイーサリアムの間の継続中の競争も、その価格に影響を与えているかもしれない。5月8日、ソラナネットワークが取引手数料でイーサリアムネットワークを追い越す可能性があるとの 見方も出ている 。これは、価格上昇に向けたポジティブなニュースとなるかもしれない。
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