Bitget App
スマートな取引を実現
暗号資産を購入市場取引先物コピートレードBotsBitget Earn
アプトス(APT)がチェーンリンク「CCIP」と統合、dApps開発促進へ

アプトス(APT)がチェーンリンク「CCIP」と統合、dApps開発促進へ

neweconomy-news (JP)2024/06/04 04:55
著者:一本寿和

アプトスが「CCIP」と統合

「ムーヴ(Move)」言語採用のL1ブロックチェーン「アプトス(Aptos)」が、チェーンリンク(Chainlink)提供のデータフィード及びクロスチェーン相互運用プロトコル「CCIP(Cross-Chain Interoperability Protocol)」に統合した。アプトス財団(Aptos Foundation)が5月30日発表した。

この統合により「アプトス」の開発者は、分散型アプリケーション(dApps)を構築する為の機能豊富で低コストなオールインワンソリューションを利用可能になるとのこと。また同ソリューションでは、クロスチェーン機能によりシームレスで簡素化されたユーザー体験を創出できるという。

なお今回の統合は、アプトス財団がチェーンリンクスケールプログラム「Chainlink SCALE Program」に参加したことで実現したとのこと。

ちなみに同プログラムは、開発者がチェーンリンクのデータとサービスを低コストで利用可能にすることを目的としている。

また「ムーヴ」基盤のネットワーク上でチェーンリンクのデータフィードと「CCIP」が統合されたのは初とのことだ。これによりEVM(イーサリアムヴァーチャルマシン)と非EVMの橋渡しが可能になるという。

なお「CCIP」は、パブリックブロックチェーンとプライベートブロックチェーンの両方にわたってアプリケーションをリンクするように設計されたクロスチェーン相互運用プロトコルだ。同プロトコルは今年4月より正式に一般提供が開始されている。

開発者は、任意メッセージングを使用して「CCIP」上に独自のクロスチェーンソリューションを構築できるだけでなく、「CCIP」は簡素化されたトークン転送も提供するという。これにより、プロトコルは制御する監査済みのトークンプールコントラクトを使用して、記述することなくチェーン間でトークンの転送を迅速に開始できるとのことだ。

アプトスとは

アプトスは、「ムーヴ」言語を採用したレイヤー1ブロックチェーン。「ムーヴ」は、メタ(旧:Facebook)が2019年に「リブラ(Libra)」として発足したステーブルコインプロジェクト「ディエム(Diem)」のチームが開発したスマートコントラクト言語だ。

なおアプトスの開発は、ディエムの開発チームに所属していたモー・シャイフ(Mo Shaikh)氏とエイブリー・チン(Avery Ching)氏が共同創業したアプトスラボ(Aptoslabs)が主導している。

なお国内暗号資産(仮想通貨)取引所においてアプトスの独自トークンAPTは、オーケーコインジャパン(OKCoinJapan)とSBI VCトレードにて取り扱われている。

関連ニュース

  • チェーンリンク、クロスチェーン相互運用プロトコル「CCIP」を一般提供開始
  • チェーンリンク「CCIP」がサークル「CCTP」と統合、クロスチェーンアプリで「USDC」利用可能に
  • ボーダフォンと住友商事ら、チェーンリンク開発のCCIPで貿易ソリューション実証実験
  • チェーンリンクのクロスチェーン相互運用プロトコル「CCIP」、SynthetixやAaveが早期アクセスで採用
  • アプトスラボ、マイクロソフト・SKテレコム・ボスコンらと提携。金融機関向けプラットフォーム「Aptos Ascend」構築へ

参考: アプトス
images:iStocks/StationaryTraveller

関連するキーワード

#APT #LINK

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

前の記事 Google Chrome拡張機能「Aggr」が原因のBinanceアカウントハッキング発生

合わせて読みたい記事

Google Chrome拡張機能「Aggr」が原因のBinanceアカウントハッキング発生 Google Chromeの拡張機能としてKOL(専門性をもったインフルエンサー)により紹介された「Aggr(アグル)」が原因と見られるハッキングが発生している
田村聖次 ニュース
【6/3話題】DeFimansがSBIデジタルハブの完全子会社に、DMM Bitcoinで482億円相当のビットコイン不正流出など SBI、「Messari Japan」等運営のDeFimansを完全子会社に、DMM Bitcoin で482億円相当のビットコイン不正流出、顧客資産は全額保証、バイデン大統領、SECの暗号資産会計ルール「SAB121」無効化法案に拒否権発動、NY州金融サービス局、暗号資産業者に対し新たな指針を提案、ユニスワップがプロトコルアップグレードのガバナンス延期、関係者の問題提起を受け、バイナンス創業者CZ、米カリフォルニアで刑期開始、テラフォームラボとド・クォン、SEC民事詐欺事件の和解に合意、ヴィタリック、30ETHを「トルネードキャッシュ」開発者の訴訟対策費として寄付、ジャックドーシー支援のBTCマイニングプール「オーシャン」、エルサルバドルに法人設立、USDC発行の米サークル、中南米の投資銀行BTGパクチュアルと提携、イーサリアムネームサービス(ENS)、L2ネットワークへ移行か
あたらしい経済 編集部 ニュース
イーサリアムネームサービス(ENS)、L2ネットワークへ移行か イーサリアム( Ethereum)ベースのアドレスネーミングサービス「イーサリアムネームサービス(ENS:Ethereum Name Service)」を開発するENSラボ(ENS Labs)が、「ENS」のコア機能をL2へ移行する計画「ENSv2」を5月28日発表した
一本寿和 ニュース
USDC発行の米サークル、中南米の投資銀行BTGパクチュアルと提携 USD Coin(USDC)等のステーブルコインを発行する米サークル(Circle Internet Financial)が、中南米の投資銀行BTGパクチュアル(BTG Pactual)と提携し、ブラジルでUSDCの直接販売を開始したことを5月29日発表した
一本寿和 ニュース
ユニスワップがプロトコルアップグレードのガバナンス延期、関係者の問題提起を受け 大手DEX(分散型取引所)ユニスワップ(Uniswap)を監督するユニスワップ財団(Uniswap Foundation)が、日本時間6月1日に開始を予定していたガバナンス投票を延期する発表を6月1日に同団体のXにて行った
田村聖次 ニュース
SBI、「Messari Japan」等運営のDeFimansを完全子会社に 国内web3関連企業のDeFimans(ディファイマンズ)が、SBIホールディングスの子会社SBIデジタルハブの完全子会社になったことを6月3日発表した
大津賀新也 ニュース
NY州金融サービス局、暗号資産業者に対し新たな指針を提案 ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)が、規制対象の暗号資産(仮想通貨)事業体に対し、従うべき新たな指針を示した
髙橋知里 ニュース
テラフォームラボとド・クォン、SEC民事詐欺事件の和解に合意 テラフォームラボ(Terraform Labs)とその創業者であるド・クォン(Do Kwon)氏は、2022年のステーブルコイン「テラUSD(UST)」が暴落する前に暗号資産投資家を欺いたとして同社を訴えた米証券取引委員会(SEC)と暫定的な和解に達した
大津賀新也 ニュース
ヴィタリック、30ETHを「トルネードキャッシュ」開発者の訴訟対策費として寄付 ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏が、暗号資産(仮想通貨)ミキシングプラットフォーム「トルネードキャッシュ(Tornado Cash)」の開発者に対し、30ETHの寄付を行った
大津賀新也 ニュース
0

免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。

PoolX: 資産をロックして新しいトークンをゲット
最大12%のAPR!エアドロップを継続的に獲得しましょう!
今すぐロック