調整局面での防衛ラインは？ 仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）・ソラナ
ビットコイン価格分析
6月12日のビットコインのローソク足の長い上ヒゲは、弱気派が70,000ドルでの上昇を阻止しようとしていることを示している。
20日間指数平滑移動平均線（EMA、68,234ドル）が下向きに転じ、相対力指数（RSI）がネガティブな領域に滑り込んでいるため、弱気派が優勢であることを示している。価格が50日間単純移動平均線（SMA、66,047ドル）を下回ると、BTC/USDTペアは60,000ドルへのさらなる調整を始める可能性がある。
強気派に残された時間は少なくなっている。下落を防ぐためには、価格を20日間EMA以上に保ち続ける必要がある。その場合、BTCは70,000ドルに上昇し、さらに72,000ドルに達する可能性がある。
イーサ価格分析
イーサ（ETH）の回復は6月12日に20日間EMA（3,618ドル）で止まり、センチメントがネガティブに転じ、トレーダーが上昇で売っていることを示している。
強気派は50日間SMA（3,400ドル）を守らなければならない。これに失敗すると、ETH/USDTペアは2,850ドルへのさらなる下落を開始する可能性がある。強気派は2,850ドル付近で買いを入れ、価格をレンジ内に保つことが期待される。
買い手が価格を回復させるには、ETH価格を20日間EMA以上に押し上げて、それを維持する必要がある。そうなれば、買いが増え、ETHは3,887ドルへの上昇を開始し、その後3,977ドルに達する可能性がある。
ソラナ価格分析
ソラナ（SOL）は、数日間にわたり下降チャネルパターン内で下落している。価格は6月12日にサポートラインから反発したが、弱気派は20日間EMA（159ドル）で上昇を阻止した。
弱気派は再び価格をサポートライン以下に沈めようとしている。これが成功すると、売りが増え、SOL/USDTペアは重要なサポートである116ドルに向かう可能性がある。強気派はこのレベルを強力に防衛しようとするだろう。
逆に、SOL価格が現在のレベルから上昇し、チャネルを突破すると、短期的な調整が終了する可能性がある。ペアは176ドルに上昇し、その後189ドルに達する可能性がある。
XRP価格分析
XRP（XRP）は過去数日間にわたり0.46ドルから0.57ドルの広いレンジ内で変動しており、サポート付近での買いとレジスタンス付近での売りを示している。
下向きの移動平均線とネガティブな領域のRSIは、弱気派がコントロールしていることを示している。価格が現在のレベルまたは20日間EMA（0.50ドル）から下落すると、0.46ドル以下に下落する可能性が高まる。そうなると、XRP/USDTペアは0.41ドルの重要なサポートにまで下落する可能性がある。
買い手が下落を防ぎたい場合、価格を迅速に50日間SMA（0.51ドル）以上に引き上げる必要がある。そうなれば、XRPは徐々に0.57ドルの直上のレジスタンスに向かう可能性がある。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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