米国副大統領カマラ・ハリス氏は、キャピトルヒルの政治家の中では異例の存在だ。彼女はこれまでデジタル通貨やトークン、ブロックチェーン、NFTに対して強い意見を持ったことがない。

過去4年間、それは問題ではなかった。ジョー・バイデン米大統領がホワイトハウスで仮想通貨について多くを語ってきたからだ。

ハリス氏の候補者としての姿勢

しかし、バイデン氏が次期大統領選挙に出馬しない意向を表明して以来、その状況は一変した。ハリス氏が民主党の指名を受ける保証はないものの、バイデン氏はすでにハリス氏を支持している。

もしハリス氏が指名を受ければ、彼女は仮想通貨について過去に発言をしてきた元米国大統領ドナルド・トランプ氏と対峙することになる。トランプ氏の仮想通貨に対する計画は、7月27日に開催されるビットコインカンファレンスで明らかになるかもしれないが、少なくともビットコインに賛成していると推測できる。

では、ハリス氏が勝利した場合、仮想通貨はどうなるのか?

ハリス氏の大統領としての姿勢

彼女の公式な立場が不明であるからといって、その姿勢を推測できないわけではない。

まず第一に、彼女が既に設定された路線を維持する可能性が高いという理由がある。政治的な活動がバイデン氏に結びついているため、彼女の支援者や寄付者もバイデン氏の陣営から来ている。ハリス氏が大統領として現状を大きく変更するのは難しいが、候補者として新しい提案をする方がはるかに簡単かもしれない。

さらに注目すべきは、ハリス氏とその夫が投資に積極的でありながら、2023年のホワイトハウス財務開示によれば、デジタル資産を一切保有していないことだ。

これは、シリコンバレーに繋がりがあるにもかかわらず、デジタル資産に対して少しも興味を持っていないことを示している。カリフォルニア出身であり、近年台頭してきた技術に対して友好的な民主党員の一人と見られているハリス氏だが、AIに対して慎重な姿勢を持っていることを考慮すると、仮想通貨を完全に拒絶している可能性がある。

もしそうであるならば、彼女がキャンペーンを展開する中で反仮想通貨の支持を集めることが予想される。

最後に、2024年の選挙からバイデン氏が撤退する前のトランプ氏とバイデン氏の支持率の差を考慮する価値がある。ハリス氏が候補者としての正当性を示すために数ポイントを急いで確保する必要があると仮定するならば、仮想通貨支持を打ち出すことがトランプ氏に対して有利になるのか不利になるのかが重要な問題となるだろう。

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