21shares、イーサリアムETF透明性強化のためチェーンリンク統合を発表

21sharesは、イーサリアムメインネット上でチェーンリンクのProof of Reserveを統合し、21shares Core Ethereum exchange-traded fund（ETF）、通称CETHの透明性を強化することを発表した。

この統合により、ETFを支えるイーサリアム（ETH）のリザーブにリアルタイムの視認性を提供することを目的としている。

チェーンリンクを活用してCETHの透明性を向上

21sharesは月曜日にこの発表を行い、チェーンリンクの分散型データ検証システムを活用して自動化されたオンチェーン検証を提供し、中央集権的な障害点を排除することを明らかにした。

仮想通貨資産管理会社によると、投資家はチェーンリンクのProof of Reserveフィードを通じて資産の担保状況を独自に検証できるという。

チェーンリンク・ラボの最高業務責任者であるヨハン・エイド氏は、この協力がデジタル資産の世界的な普及に向けた重要な一歩であると述べている。

「21sharesはデジタル資産の普及を支援する重要な役割を果たしており、チェーンリンクプラットフォームは金融機関がグローバルスケールでシームレスなトークン化を実現するのを助けている」とエイド氏は発表の中で述べた。

21sharesの共同創設者であり社長であるオフィリア・スナイダー氏は、この統合が伝統的金融と分散型金融（DeFi）をつなぐという同社のミッションと一致していることを強調した。

「チェーンリンクProof of Reserveは、スポットビットコインETPの初期導入以来、その透明性を高めるのに役立っており、スポットイーサリアムETPであるCETHにもチェーンリンクの業界標準のリザーブ検証サービスを活用する決定は自明のことでした」とスナイダー氏は述べた。

このイニシアティブは、今年初めにArk Investおよび21sharesビットコインETFにチェーンリンクのProof of Reserveを成功裏に導入したことに続き、21sharesが透明性と投資家の信頼性を重視していることをさらに示している。

現時点で、21sharesのCETHファンドは約2,800 ETHを保有しており、その価値は現在のイーサリアムの為替レートで約929万ドル（約14億2,037万円）である。

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