仮想通貨を使った予測プラットフォーム「ポリマーケット」のシェイン・コプランCEOは、将来的に収益を拡大するために手数料を課す可能性を示唆している。

ポリマーケットは現在、市場の拡大とユーザー体験の向上に注力しているが、創設者兼CEOのコプラン氏によると、将来的には収益化戦略を検討していくという。

フォーブスの報道 によると、コプラン氏はその方法の1つとしてプラットフォームに手数料を追加することを示唆した。コインテレグラフは手数料の追加に関するコメントをポリマーケットに求めたが、記事公開時点では回答を得られなかった。

大統領選で注目を浴びるポリマーケット

2020年にローンチされたポリマーケットは、ユーザーが仮想通貨を使用して現実の出来事の結果に賭けることができる分散型予測市場プラットフォームだ。

例えば、ポリマーケットでは2024年11月のアメリカ大統領選挙の結果などに賭けることができる。ユーザーはステーブルコインのUSDコイン（USDC）を使用して、将来の出来事の可能性に賭けるための予測持分を売買する。

仮想通貨予測市場のポリマーケット 手数料導入などで収益化戦略の強化を検討＝報道 image 0 Polymarket’s 2024 election forecast as of Aug. 1. Source: Polymarket

さらに、ポリマーケットは仮想通貨業界の出来事に対する賭けも特徴としており、ビットコイン（BTC）などの仮想通貨が将来的に特定の価格に達するかどうかを予測することができる。

7月に月間取引量の記録を更新

アメリカ大統領選挙への関心が高まる中、ポリマーケットは過去数ヶ月間で取引の過去最高記録を更新している。先月、ポリマーケットの累計取引量は10億ドルに 達し 、7月だけで3億4300万ドルの賭け取引量があった。

ポリマーケットは大幅な成長を遂げており、7月の月間取引量は6月の1億1100万ドルから200％以上、2024年5月の6300万ドルと比較して440％以上増加した。

フォーブスによれば、2024年に記録的な取引量を達成したにもかかわらず、ポリマーケットは収益面では苦戦している。ポリマーケットは2回の資金調達ラウンドで合計7000万ドルを調達している。シリーズBの資金調達ラウンドでは、イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリンも 参加している 。

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