タッカー・カールソン氏、ビットコインはCIAによって作られたと主張

ビットコインはCIAによって作られた?

ビットコイン2024カンファレンスのプライベートイベントでのスピーチで、元フォックスニュースの司会者タッカー・カールソン（Tucker Carlson）氏が、仮想通貨は実際にはCIA（中央情報局）によって開発されたと主張し、ビットコインコミュニティ内で激しい論争を巻き起こしたことが分かった。

If what @TuckerCarlson is saying about the CIA being the creators of bitcoin is true… does that change your position on this cryptocurrency? pic.twitter.com/B1AaaRU1bl

— Jeff Dornik (@jeffdornik) July 31, 2024

タッカー・カールソン氏を含む異端説は、ビットコインの背後に米国政府がいる可能性を示唆しており、ビットコインが政府によるものだという主張により、ビットコインコミュニティ内で激しい議論を巻き起しており、同氏は次のように語っている。

仮想通貨の人々はただ金をもうけるためだけにそこにいるのではない。彼らは世界を永遠に変えるためにそこにいる。彼らは浅はかな人々ではない。彼らはサトシが誰であるかという質問以外のすべての質問に答えることができる人々であり、彼らはそれに答えていない。誰かがそれに答えるべきである。誰も答えなかった。私たちは知っていると思う。

同氏は、部屋にサトシ・ナカモトの正体を知っている人物がいたことをほのめかしたものの、その人物を信じておらず、実際、おそらくここに座っている友人が、知っていたと言っていたが、私は信じていないと述べている。このように発言しているにもかかわらず、同氏はビットコインがCIAによって開発されたものであったとしても、経済的自由を促進するための最高の手段であると見なし続けていると明かしたうえで、次のように語った。

それがCIAであったかどうかは気にしない。それは問題ではない。そのアイデアは依然として素晴らしいアイデアだ。明らかにCIAだった。私たちは皆それを知っていると思う。それはシグナルのようなものだ。彼らが最初にそこにたどり着いた。それはハニータップだ

ビットコインではなくイーサリアムにCIAが関与?

有名な英国の陰謀論者であるデビッド・アイク（David Icke）氏は、CIAがビットコインを開始し、現在トランプ氏とタッカー氏のシリコンバレーの仲間がそれを推進しているのであれば、もっと知るべきことがあるかもしれないのかと疑問を呈している。

コミュニティの長年の人物であるタイラー・ダーデン（Tyler Durden）氏は、CIAとのつながりを否定し、CIAの関与はイーサリアム（Ethereum/ETH）で後から始まったと主張し、次のように述べている。

CIAではありませんでした。CIAがイーサリアムに遅れて参入したのは、誰かがビットコインで先手を打ったからです。つまり、彼らは基本的に過去10年間、ビットコインを中心に仮想通貨を構築し、それを殺そうとしてきましたが、その結果、ビットコインも崩壊しました。残念ながら、それはうまくいかず、今や彼らはヤバい状況だ。

“ビットコインは政府の創造物”という説は、ビットコイン創始者であるサトシ・ナカモトの謎めいた人物像に駆り立てられ、ビットコイン界隈では何年も前から広まっていた。現在もナカモトの正体は謎のままで、彼らの正体と意図について多くの説が飛び交っている。