著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

6日のビットコイン(BTC)円は845.6万円から下値を模索する展開で取引を開始すると、東京時間終盤には700万円にタッチした。この日は日経平均株価が過去最大の下げ幅を記録するなど、アジアの株式市場が軒並み下落しリスクセンチメントが悪化した。一方、米時間に入ると米シカゴ連銀のグールズビー総裁が「経済が悪化すれば、FRBの仕事はそれに対応することだ」と市場を落ち着かせる発言をした他、ISMの7月米非製造業PMIが51.4と市場予想の51を上回ったことで、米景気後退リスクがやや緩和。これを受けてBTC円は反発し800万円周辺まで回復、本日は買い優勢で取引が始まっており、足元では55,000ドル水準となる800.5万円を上回っている。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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