世界最大のビットコインマイニング企業であるマラソン・デジタル・ホールディングスは、「フル・ホドル」アプローチの一環としてビットコインの保有量を増やし続けている。

マラソン・デジタルは8月6日、2,282ビットコイン(BTC)を追加で 取得した 。2,282ビットコインは現在の評価額で1億2400万ドルを超える価値がある。これにより、マラソンのビットコイン保有量は20,818BTCとなり、評価額は11億4000万ドルを超えるという。

大口のビットコイン保有者(クジラ)は、ビットコインの価格に大きな影響を与える可能性がある。大口保有者が長期保有戦略に切り替えることは、資産の将来の潜在力に対する強気のサインとされる。

マラソンはビットコインを戦略的財務準備資産として「フル・ホドル」

コインテレグラフの報道によると、マラソンは7月に1億ドル相当のビットコインを取得し、BTCを戦略的財務準備資産とすることを目指している。マラソンのCEO兼会長であるフレッド・ティール氏は、7月25日のX(旧ツイッター)投稿で「今日、マラソンはビットコインを戦略的財務準備資産として保有する戦略を強化するために、過去1か月で1億ドル相当のBTCを購入し、フル・ホドルに移行することを誇りに思う」と発表した。

2024年のビットコイン半減期によるブロック報酬の50%削減にもかかわらず、世界最大のビットコインマイニング業者が売却に踏み切らないことを考えると、マラソンのビットコイン戦略は前向きな発展といえる。

Mining Bitcoin at home — Is it time to start?

マラソンは月間ビットコイン生産量を17%増加

ビットコインの購入だけでなく、マラソンは7月のビットコイン生産量を692BTCに増加させ、前月比で17%の増加を記録した。同社はビットコインと現金の総保有額が16億ドル(約22億8000万円)に達すると発表した。

フレッド・ティールCEO兼会長によると、マラソンのブロック獲得数も過去1か月で27%増加した。

「先月のBTC生産量は692BTCで、6月と比較して17%増加し、平均稼働ハッシュレートも同期間で5%増加して27.5EH/sに達した。BTC価格の低下によりグローバルハッシュレートがオフラインになる中、我々は最大の生産を目指してマイニング経済に関連するすべてのツールを活用しながら積極的に採掘を続ける」

なお、マラソンは6月中もビットコインを売却していない。

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