Bitget App
スマートな取引を実現
暗号資産を購入市場取引先物コピートレード自動売買Bitget Earn
サークル「USDC」、フロウのネイティブサポート終了へ

サークル「USDC」、フロウのネイティブサポート終了へ

neweconomy-news (JP)2024/08/07 03:12
著者:大津賀新也

「USDC」のフロウのネイティブサポート終了へ

USD Coin(USDC)」等のステーブルコインを発行する米サークル(Circle Internet Financial)が、フロウ(Frow)ブロックチェーン上の「USDC」のサポートを終了することを8月5日発表した。

発表によるとフロウ上での「USDC」のミント(鋳造/発行)は、8月27日正午(東部標準時)までは継続される。ただし、9月3日までには他ブロックチェーンへフロウ上の「USDC」を移行することがサークルより推奨されている。

今回のサポート終了は、フロウ開発元のダッパーラボ(Dapper Labs)による同チェーンのメインネットアップグレード「ケイデンス(Cadence)」が9月4日に実行されることに起因する。同アップグレードによりフロウではEVM(イーサリアムバーチャルマシン)がサポートされ、フロウ上のファンジブルトークン(FT)は全てERC-20規格に互換性を持つことになり、「ケイデンス」のスマートコントラクトで使用可能になるという。

そのためフロウ上の「USDC」は、9月3日までに凍結されるという。サークルの企業および機関の顧客であれば、その際にフロウ上に残っているUSDCについてはスナップショットが取得され、それに基づいた償還プロセスが9月4日より行われるとのこと。対象者は手動にて同プロセスを実行することで、フロウ上の「USDC」残高の償還が可能になるとのことだ。

ただし、リテールの「USDC」保有者およびサークルの顧客でない場合については、フロウのウェブサイトにてスワップオプションにアクセスする必要があるとのこと。これについてはフロウ財団(Flow Foundation)からの今後のアナウンスを確認する必要があるようだ。

またダッパーラボ提供の「ダッパーウォレット(Dapper Wallet)」にフロウ上の「USDC」を保有している場合は、8月27日までは同ウォレットでの「USDC」入出金機能が有効であるという。同期日以降、同機能は無効になるとのことだ。

なお現在「USDC」はフロウを除くと、イーサリアム(Ethereum)、ソラナ(Solana)、アルゴランド(Algorand)、アバランチ(Avalanche)、ヘデラ(Hedera)、ステラ(Stellar)、ノーブル(Noble:コスモスエコシステム)、アービトラムワン(Arbitrum One)、ベース(Base)、OPメインネット(OP Mainnet)、ニア(NEAR)、ポルカドット(Polkadot)エコシステム、ポリゴンPoS(Polygon PoS)、セロ(Celo)、ズィーケーシンク・エラ(zkSync Era)の15のブロックチェーンに対応している。

Circle is discontinuing support for USDC on the Flow (Cadence) effective September 3, 2024 at 3 a.m. ET due to network changes taking effect on the chain.

Read the details for actions that USDC on Flow holders should take here: https://t.co/zDNdTTv8Jb

— Circle (@circle) August 5, 2024

関連ニュース

  • 米コインベースが決済インフラ「Stripe」と提携、イーサL2「Base」のUSDC対応
  • サークル「USDC」、イーサL2「zkSync」にネイティブ対応へ
  • サークル「USDC」、トロンのネイティブサポート終了へ
  • OasysがCelerと連携で「USDC」のネイティブ対応へ
  • 米サークルがEUでUSDCとEURC発行可能に、MiCA準拠で

参考: サークル ・ ダッパーラボ

関連するキーワード

#USDC

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

前の記事 【8/6話題】米医療機器メーカーSemler Scientificがビットコイン追加購入、ヴィタリックが柴犬ねいろモチーフの暗号資産売却など(音声ニュース)

合わせて読みたい記事

【8/6話題】米医療機器メーカーSemler Scientificがビットコイン追加購入、ヴィタリックが柴犬ねいろモチーフの暗号資産売却など(音声ニュース) 米上場の医療機器メーカーSemler Scientific、ビットコイン追加購入で合計保有数929BTCに、ヴィタリック、柴犬「ねいろ」モチーフの暗号資産を1,480万円相当ETHで売却、暗号資産決済「スラッシュ」の独自トークン「SVL」、海外取引所MEXC Globalに上場、ビットフライヤー、リスク(LSK)のERC20版を取扱へ、ZKXが事前告知なしにサービス終了、マーケットメーカー「Amber Group」が批判
あたらしい経済 編集部 Sponsored
EVM互換のzkロールアップ「Zircuit」、独自トークンZRCのエアドロップ実施 zkロールアップ技術を用いたブロックチェーンプロジェクト「ザーキット(Zircuit)」が、メインネットフェーズ1で正式稼働し、独自トークンZRCのエアドロップ(無料配布)を実施したことを8月6日発表した
一本寿和 ニュース
暗号資産決済「スラッシュ」の独自トークン「SVL」、海外取引所MEXC Globalに上場 スラッシュビジョンラボ(Slash Vision Labs)のガバナンストークン「Slash Vision Labs token(SVL)」が、海外暗号資産(仮想通貨)取引所MEXCグローバル(MEXC Global)に8月5日18:00上場した
大津賀新也 ニュース
ZKXが事前告知なしにサービス終了、マーケットメーカー「Amber Group」が批判 分散型パーペチュアル取引所「ZKX」が、投資家やマーケットメーカーへの事前告知をせずにサービス終了を発表したことから、「アンバーグループ(Amber Group)」をはじめとしたマーケットメーカーらから批判を集めている
田村聖次 ニュース
米上場の医療機器メーカーSemler Scientific、ビットコイン追加購入で合計保有数929BTCに 米ナスダック上場企業の医療機器メーカーであるセムラー・サイエンティフィック(Semler Scientific)が、ビットコインの追加購入を8月5日公表した
大津賀新也 ニュース
ヴィタリック、柴犬「ねいろ」モチーフの暗号資産を1,480万円相当ETHで売却 イーサリアム(Ethereum)の共同創業者ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏が、柴犬「ねいろ」をモチーフにした暗号資産(仮想通貨)NEIROを1,480万円相当(171億NEIRO)8月4日に売却した
一本寿和 ニュース
ビットフライヤー、リスク(LSK)のERC20版を取扱へ 国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットフライヤー(bitFlyer)が、ERC-20規格で発行されるリスク(LSK)の取り扱い開始予定を8月5日に発表した
大津賀新也 ニュース
【8/5話題】米次期政権はいずれでも暗号資産に好意的、MiCAに基づく暗号資産サービスプロバイダーの認可申請受付開始など(音声ニュース) 米次期政権、いずれでも暗号資産に好意的=コインベースCEO、仏規制当局、MiCAに基づく暗号資産サービスプロバイダーの認可申請受付開始、BRICS、独立したデジタル決済プラットフォームの設立計画前進か=報道、ハッシュキーのOTC部門、シンガポールの決済ライセンス取得、RWAプラットフォームのオープンエデン、「XRPレジャー」で米国財務省短期証券をトークン化、ドナルド・トランプ、1000足限定ビットコインスニーカー販売し完売
あたらしい経済 編集部 Sponsored
BRICS、独立したデジタル決済プラットフォームの設立計画前進か=報道 ロシア連邦議会のワレンチナ・マトヴィエンコ(Valentina Matviyenko)議長によれば、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5カ国からなるBRICS(ブリックス)のデジタル決済プラットフォームの設立計画は着実に進んでいるようだ
髙橋知里 ニュース
0

免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。

PoolX: 資産をロックして新しいトークンをゲット
最大12%のAPR!エアドロップを継続的に獲得しましょう!
今すぐロック

こちらもいかがですか?

トランプ氏、元Bakkt CEOケリー・ロフラーに農務長官の役職を提供する見込み

ドナルド・トランプ氏は、暗号通貨企業Bakktの元CEOであるケリー・ロフラー氏を農務省の長官に任命する準備を進めています。ロフラー氏は元上院議員であり、トランプ氏の就任チームの共同議長を務めています。彼女の夫は、NYSEの所有者でありBakktを設立し、主要株主であるインターコンチネンタル取引所(ICE)の現CEOです。フィナンシャル・タイムズは今週初め、トランプ氏のソーシャルメディア企業が全株式取引でBakktを買収するための交渉を進めていると報じました。

The Block2024/11/23 15:56