ビットコインの重要なボラティリティ指標が20か月ぶりの高水準に達した。ビットコインが5万ドルを下回ったことを受け、先物トレーダーはビットコイン価格のさらなる下落を予想している。

一方、仮想通貨トレーダーであるヨッダ氏は「2024年の最高の買い場になる可能性がある」と 主張している 。

トレーディングビューのデータ によると、8月5日にビットコインが一時49,813ドルに下落した際、ビットコイン・ボルメックス・インプライド・ボラティリティ・インデックスは97.14に達した。同指数の数値は2022年11月以来の高水準になる。当時は仮想通貨取引所FTXが崩壊したタイミングだった。

ビットコインのボラティリティは20ヶ月ぶりの高水準 先物トレーダーは下落を予想か image 0 Bitcoin Volmex Implied Volatility Index reached a high of 97.14 on Aug. 5. Source: Trading View

24時間プット・コール比率は弱気の市場心理を示す

ビットコインは一時的に56,676ドルまで回復したが、先物トレーダーはさらなる下落を予想している。

「トレーダーはBTCとETHのポジションを保護するために、プットとプットスプレッドを積極的に購入している」と、ティア・キャピタルの最高投資責任者エド・ヒンディ氏はコインテレグラフに語った。

プット・コール比率 はビットコインのプット(売り)とコール(買い)オプションの需要を測る指標である。現在、過去24時間で46.94%がコール、53.06%がプットとなっており、プット・コール比率は1.13となっている。

「プットは非常に高値で取引されている。これは市場が過剰に拡大している兆候かもしれない」とヒンディ氏は付け加えた。

ビットコインのボラティリティは20ヶ月ぶりの高水準 先物トレーダーは下落を予想か image 1 The put-to-call ratio over the past 24 hours is 1.13. Source: CoinGlass

ヒンディ氏はさらなる下落があるかもしれないと考えているが、45,000ドルを「突破」することはないと考えている。「円キャリートレードの巻き戻しがどれだけ進んでいるかによる。我々は終わりに近づいていると信じている」と語った。

しかし、別の指標では、8月6日にビットコインオプションの取引量が24時間で39.73%減少しており、先物トレーダーがビットコインの価格方向に確信を持てないことを示している。

一部のトレーダーは強気

しかし、すべてのトレーダーが長期的な下落を予想しているわけではない。横ばいの価格動向や短期的な回復を期待する者もいる。

「攻撃的な売りは価格を一時的に停滞させ、レンジを形成するだろう」と、仮想通貨トレーダーのレクトプルーフ氏は 8月6日のX投稿で述べた 。「近いうちに大きな反転が期待できる」と、ビットグロウ・ラボの創設者ヴィヴェック・セン氏は 付け加えた 。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。

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