著者  長谷川友哉(はせがわゆうや) ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

8日のビットコイン(BTC)円は+10%を超える大幅高となり、終値は910万円を回復した。前日に米SEC対米リップル社の裁判で前日に裁判所がリップル社に対して有利な判断をしたことで、この日のBTC円はXRPの上昇に連れ高で東京時間に800万円周辺から840万円台に浮上した。その後は840万円周辺で揉み合う展開が続いたが、前週の米新規失業保険申請件数が大幅に下振れると、米時間序盤にかけて880万円周辺まで上昇。今朝方にはショートカバーを伴って一時925.3万円まで戻し、終値では60,000ドル水準となる883.6万円や、先月29日からの下落の半値戻し887.8万円を回復した。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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