フランクリン・テンプルトン、「米国政府マネーファンド」をイーサL2アービトラムに展開
アービトラムでFOBXXファンド展開へ
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)が、「オンチェーン米国政府マネーファンド(OnChain U.S. Government Money Fund:FOBXX)」をアービトラム(Arbitrum)上でローンチしたと8月8日発表した。
「FOBXX」の組成日は2021年4月6日で、ステラ(Stellar)ブロックチェーン上で展開を開始。昨年4月にはポリゴン(Polygon)ブロックチェーン上での展開を開始しており、今回のアービトラムはそれらに続く3つ目の対応ブロックチェーンとなる。
発表によると、主要なイーサリアムのL2ブロックチェーンのアービトラムで「FOBXX」が利用可能になったことで、分散型金融(DeFi)と従来の金融サービスの統合が加速すると説明。
フランクリン・テンプルトンのデジタル資産責任者であるロジャー・ベイストン(Roger Bayston)氏は、「アービトラムのエコシステムへの進出は、ブロックチェーン技術で当社の資産運用能力を強化する旅における重要な一歩」だとし、この提携で同社と顧客に大きな機会がもたらされることを期待すると述べている。
「FOBXX」は、総資産の99.5%以上を「米国政府証券」、「現金」、「米国政府証券または現金で全額担保された現先取引」に投資しているファンドである。ファンドの投資目標は、株主の資本と流動性の維持と一致する高レベルの現在の収入を投資家に提供することであり、安定した 1.00 ドルの株価を維持することを目指しているという。 1 株は1つの「BENJIトークン」で表されている。
なお「FOBXX」は、パブリックブロックチェーンを使用して取引を処理し、株式の所有権を記録する初の米国登録ファンドだ。
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参考: 発表
images:iStocks/BalkansCat
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この記事の著者・インタビューイ
髙橋知里
「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。
「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
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