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FTX、賠償金などで約2兆円の支払いに|米CFTCと和解

FTX、賠償金などで約2兆円の支払いに|米CFTCと和解

CryptoNewsCryptoNews2024/08/09 10:57
著者:Naoki Saito | 監修: Shunsuke S.Shunsuke S.

2022年に破産した暗号資産(仮想通貨)取引所FTXとそのトレーディング機関アラメダ・リサーチは7日、米商品先物取引委員会(CFTC)と和解し、債権者へ127億ドル(約1兆8000億円)を支払うことが 決まった。

具体的には、賠償金が87億ドル(1兆2000億円)、返還金が40億ドル(6000億円)の支払い義務がある。

この決定は、米ニューヨーク南部地区連邦地方裁判所のP・ケビン・カステル判事が承認した。

これにより同社およびトレード機関は、商品先物取引委員会(CFTC)との20ヶ月に渡る裁判が終結したことになる。

2022年12月から続く裁判


CFTCは2022年12月、 仮想通貨取引所 FTX、同取引所のサム・バンク・フリード元CEO、アラメダ・リサーチに対して、詐欺(資産の不正流用など)を行い80億ドルの損失を与えたとして訴訟を起こしていた。

賠償請求額は当初、520億ドルとなっていた。

今回の和解の条件としてCFTCは、FTXが再建計画に従う限り、弁済金等を受け取らないことに同意した。そのためFTXが支払うのは、最大127億ドルの賠償金および返還金のみとなる。

また、和解以外にも、FTXおよび関連当事者は、トレーディングなどのあらゆるサービスの提供を永久に禁止される。

同社およびトレード機関は今後、あらゆる調査や手続き(必要文書の提出など)においてCFTCに全面的に協力しなければならない。

サム元CEOには25年の懲役


FTXは2022年後半、破産によってユーザー資産数十億ドルを損失させた。

5月には、債権者へ破産裁判所に再建計画書(修正版)を提出しており、請求額の約100〜118%を債権者に弁済できる見込みを示していた。

しかし弁済金額は、2022年11月時点における資産価値を現金で配分されるため、仮想通貨による返済を望む声もある。

またサム・バンクマン・フリード元CEOは3月、詐欺やマネーロンダリングなど7件の罪で有罪判決を受け、懲役25年と110億ドルの資産の没収が命じられた。

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免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。

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