ユニスワップ・ラボとアクロス・プロトコルが協力し、クロスチェーン取引実行のための新たな標準規格ERC-7683を導入することを発表した。

ユニスワップのXの 投稿 によると、この新標準の目的はクロスチェーン処理を統一的に扱うフレームワークを作成し、分散型ネットワーク間の相互運用性を向上させることだという。提案はイーサリアム・マジシャンズフォーラムで公開されており、さまざまな分散型プラットフォームが採用しやすい構造を目指している。

Source: Uniswap Labs  

ブテリン氏もERC-7683をサポート

イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏は、新標準ERC-7683を支持しており、「クロスチェーンオーダーを識別するためのオープンスタンダードになる」と説明した。

ブテリンはさらに、ユーザーがポリゴンからベースなど別のブロックチェーンにコインを移動させる場合、ERC-7683トランザクションを公開する必要があると述べた。このトランザクションにより、コインはポリゴンから安全な「ロックボックス」に送られ、ベース側でコインを送ったことを証明できる人だけが引き出せる仕組みだという。

また、ブテリンはバッチ処理やマークル証明などの高度なメカニズムが組み込まれており、クロスチェーントランザクションの効率を向上させると語った。

新しい標準の詳細

ERC-7683の詳細な内容については、クロスチェーンのオーダー管理を簡素化するためにCrossChainOrder構造コードを導入し、基本的なパラメータを定義している。

Xの投稿でも言及されているように、新標準はクロスチェーンオーダーが一貫した構造に従うことを保証し、マルチブロックチェーン間の相互作用プロセスを円滑にする。また、標準的な「ISettlementContract」コードのスマートコントラクトインターフェースも含まれており、クロスチェーンの効率をさらに向上させる。

ブテリン氏が800万ドル分を移動

8月9日、ブテリン氏のウォレットアドレスは3000ETH(約800万ドル)を新しいマルチシグネチャウォレットに転送した。

LookonchainのX投稿によると、転送の詳細からブテリンが「おそらく」資金を寄付する意図があることが示唆されている。資金は「0xfEB」という未知のウォレットに送られたが、これは慈善団体に属している可能性があるものの、まだ確認されていない。

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