「ハムスターコンバット」開発チームは、仮想通貨業界で著名なベンチャーキャピタル（VC）からの出資提案を受けているが、これまでのところ「全て断っている」と明らかにした。

同チームによると、VCからの出資を拒否する理由は、プレイヤーベースを守り、ゲームプレイに集中することで参加者に報酬を与える公正な体験を提供するという、開発者の基本的な理念を維持するためであると述べている。

これは、多くの仮想通貨ゲームやプロジェクトがVCからの資金を受け入れた後、プレイヤーベースを流動性の出口戦略として利用するのとは対照的であると、8月10日の発表でチームは説明している。

「ハムスターコンバット」チームは、どのベンチャーキャピタルが資金提供の意向を示したかについては明らかにしていない。

Source: Hamster Kombat Telegram channel

「ハムスターコンバット」開発者は、今後リリース予定のHMSTRトークンの60%がプレイヤーに割り当てられる一方、残りは流動性、将来のパートナーシップ、ゲーム内報酬、およびエコシステムの開発に使用されると説明している。

「仮想通貨史上最大のエアドロップ」か？

「ハムスターコンバット」のエアドロップは「仮想通貨史上最大」と期待されており、これがユーザーを引きつけ、Web3ゲームにおいて飛躍的な成功を収めている。

7月には、「ハムスターコンバット」チームは、ゲームのプレイヤー数が3億人を超えたと発表し、開始から81日間で2億3900万人のユーザーを獲得した初期の成功をさらに上回った。このゲームは、チームやテレグラム創設者のパヴェル・デュロフ氏によって、数億人をブロックチェーン技術に導入し、大規模な採用を促進する方法として広く宣伝されている。

仮想通貨取引所バイビットはすでにHMSTRを店頭（OTC）取引プラットフォームでのプレマーケット取引として上場させている。この上場により、ユーザーはトークンが正式な取引所に上場する前に入手することができる。

バイビットは、OTC取引がトークンの最終的な上場価格に影響を与える可能性があることを認めたが、他の要因もHMSTRのスポット取引価格の形成に影響を与えるだろうと説明している。

ハムスターパラダイスに問題発生

「ハムスターコンバット」の急速な成功は、ゲームコミュニティを悪意あるアクターや詐欺師の標的とし、偽のHMSTRエアドロップを宣伝する事態に繋がっている。

偽のエアドロップや巧妙なフィッシング攻撃により、「ハムスターコンバット」チームはテレグラム上でトークンの販売を提供していると主張する個人やグループに対してユーザーに注意を呼びかける通知を発行した。

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