トルコの港湾運営会社であるイルポート・ホールディングスが、エルサルバドルにおける2つの港湾プロジェクトに16億ドルを投資することを発表した。これはエルサルバドル史上最大の民間投資であり、この国が計画している「ビットコインシティ」をついに実現させる可能性がある。

エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領が、自身のXアカウントでこの契約を 発表した 。イルポートとエルサルバドルの自治港湾委員会（CEPA）は、アカフトラ港とラ・ウニオン港を50年間の共同事業として運営する予定だ。

ビットコインシティの港

ラ・ウニオン港の建設は2005年に開始されたが、ブケレ大統領がXに投稿したビデオによれば、この港は一度も稼働していない。ラ・ウニオンはビットコインシティの開発予定地でもある。

ブケレ氏は2021年にビットコインシティの開発を発表した。同国が仮想通貨を法定通貨とした数ヶ月後のことだ。この新しい都市は完全にビットコインで運営され、付加価値税を除くすべての税金が免除される予定だ。

エルサルバドルの国家ビットコイン委員会は、港の再生とビットコインシティプロジェクトとの関連性を強調した。「大金はビットコインの国に引き寄せられる」と、ブケレ氏のシニアビットコインアドバイザーであるマックス・カイザーが ツイートした 。委員会事務局のディレクターである ステイシー・ハーバート氏 も「ブケレ大統領はエルサルバドルで放置されていた多くのものを救った」と語った。

ビットコインシティの資金調達

ビットコインシティは当初、10億ドルのビットコイン債券で資金調達する予定だった。この債券は、火山の地熱発電を利用してビットコインをマイニングするという計画から「ボルケーノ債」とも呼ばれていた。

ボルケーノボンドは昨年12月に規制面のハードルをクリアしたが、予想されていた第1四半期の立ち上げには間に合わなかった。

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