大手ビットコインマイナーであるライオット・プラットフォームズは、ライバルのビットファームズの株式保有を増やした。

8月13日の発表 によれば、ライオットは公開市場で100万株のビットファームズ普通株を追加取得した。この取引は約228万ドルに相当し、ライオットのビットファームズに対する総保有株数は8430万株から8530万株に増加した。この購入により、ライオットはビットファームズの18.9%を所有し、カナダのマイニング企業に対する影響力を強化した。

この買収は、仮想通貨マイニング企業間の緊張が続く中での最新の展開だ。5月、ライオットはビットファームズに対して9億5000万ドルの買収提案を行ったが、ビットファームズはこの提案を過小評価と見なし、即座に 拒否した 。

これに対し、ビットファームズは「ポイズンピル」防衛策を採用し、ライオットの敵対的買収の試みを阻止しようとしたが、カナダの規制当局はこの動きを 阻止した 。

当初の買収提案を撤回したにもかかわらず、ライオットはビットファームズの経営陣に対する圧力を続けている。6月には、ライオットは特別株主総会を招集し、ビットファームズの一部取締役を解任し、ライオット側の候補者に置き換えることを求めた。

この取締役会を巡る戦いは成果を上げているようだ。8月13日には、ビットファームズは共同創業者で会長のニコラス・ボンタ氏が即時退任することを 発表した 。ボンタ氏はライオットが交代を求めた3人の取締役の1人だ。

ライオットはビットファームズへの投資を引き続き検討し、ポジションの調整や取締役会の構成変更を提案する可能性があるとした。

ライオットの買収戦略

ビットファームズとの駆け引きに加えて、ライオットは他の場所でも買収に成功している。7月24日、ライオットはケンタッキー州に拠点を置くブロック・マイニングを9250万ドルで 買収した 。この買収により、ライオットのハッシュレートが大幅に増加した。

ブロック・マイニングの買収は7月23日に完了し、1850万ドルの現金支払いと7400万ドルのライオット普通株で行われた。

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