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ソラナ上のステーブルコインプロジェクト「UXD Protocol」、運営終了へ

ソラナ上のステーブルコインプロジェクト「UXD Protocol」、運営終了へ

neweconomy-news (JP)2024/08/20 04:42
著者:大津賀新也

「UXD Protocol」がプロトコル廃止へ

ソラナ(Solanaブロックチェーン上のステーブルコインプロジェクト「UXDプロトコル(UXD Protocol)」が、プロトコル廃止の決定を8月20日発表した。

「UXDプロトコル」は、永久先物DEX(分散型取引所)を使用したデルタニュートラル・ポジションによって価値が100%担保されたアルゴリズム型のステーブルコイン「UXD」を開発・運用するプロジェクトとして、2022年にメインネットローンチ。その後デリバティブDEXの流動性が不十分であったため、資産負債管理モジュール(Asset Liability Management Module)を採用した、ステーブルコインプロジェクトへとピボットしていた。

しかしこのステーブルコインは、市場のニーズには適合できなかったため、今回のプロトコル廃止への決定に至ったという。DeFi(分散型金融)ユーザーには、中央集権型のステーブルコインと比較して十分な優位性を提供できなかったとのこと。さらに「流動性マイニングは価格を下落させ、持続的にプロトコルに貢献しないため、ステーブルコインが支持されるのは難しい」とも述べられている。

今後はDAO(自律分散型組織)へ提案された計画が可決された時点で、プロトコル廃止が進められるとのこと。

ガバナンストークン「UXP」は、プロトコルが保有する資産の共有権に対応するUCT(UXD Claim Token)に交換したうえで保険基金をトークン保有者に返還し、未使用および買い戻し等を行った「UXP」はDAOでの賛成票を得たあとに焼却される予定だという。 ・また「UXD」については償還期間内であれば、いつでも米ドルステーブルコイン「USDC」へと交換が可能であるとのことだ。

発表によると、保険基金に流動性の低い資産があることを考えると、完全なプロトコルへの停止には1~2年かかると伝えられている。

また償還作業の継続にあたり、同プロジェクトではスマートコントラクトのエンジニアを2名、それぞれ10万ドル(年俸制、実際の期間は状況次第)の給与で雇用するとのこと。これについてもDAOへ提案されるとのことだ。

UXD Protocol has made the difficult decision to sunset the protocol and return the insurance fund to UXP token holders, on condition of the governance proposal passing.
Details are in the proposal, give us your thoughts and cast your vote. https://t.co/KW4qyEYgps

— UXD (@UXDProtocol) August 19, 2024

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参考: Realms
images:iStocks/berya113

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#UXP #UXD

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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