ソラナ現物ETF、米SECが申請を却下|情報筋
米証券取引委員会(SEC)は20日、シカゴを拠点とする証券取引所Cboeによるソラナ(SOL)の現物上場投資信託(ETF)の19b-4sフォームの申請を 却下した。
また、Cboeのウェブサイトからも、同ETFについてのページが削除されたという。
これは、以前SECとETF発行者間の議論で、「 暗号資産(仮想通貨) のSOLは証券として分類されるべきだ。」という懸念が浮かび上がったことが1つの要因と考えられている。
2つの発行会社が申請進める
ETFの上場には、主に「19b-4s」と「S-1」という2種類の申請が必要となる。
19b-4sフォームは、証券取引所がETF発行会社に代わって行う申請だ。承認がされれば、SECは承認の可否を決めるプロセスに移る。
Cboeは、7月上旬に資産運用会社2社(VanEckと21Shares)が発行を進めるソラナ現物ETFの上場を目的とした19b-4sフォームをSECに提出していた。
米取引所Cboe、2つのソラナ現物ETFの上場をSECへ申請
しかしSECは今回、19b-4sフォームの申請を却下したため、承認の可否を決めるプロセスに至らなかった。
またS-1フォームは、ETF発行会社が提出するの申請だ。
執筆時点では、VanEckと21Sharesという2つのETF発行会社が、ソラナ現物ETFの上場に向けたS-1フォームの申請を進めている。
今回の19b-4sの却下は後退ではあるものの、近い将来SOLが証券ではないと旨を主張する申請が行われることも期待されている。
ETF承認によるインパクト
ETFとは、証券取引所に上場している投資商品を指す。
仮想通貨ETFが登場することで、容易に仮想通貨へ資金を投じることができるようになり、市場への資金流入が促進することが期待される。
これまでSECは、 ビットコイン(BTC) とイーサリアム(ETH)のETFを承認してきた。
執筆時点では、世界有数の資産運用会社のブラックロックが、世界最大のETF発行企業となっている。
ブラックロック、仮想通貨ETFの運用額でグレースケール上回る
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