自民党総裁選では仮想通貨政策も議論を 国民民主党の玉木代表が税制・規制の改革案
国民民主党代表の玉木雄一郎氏は、自民党総裁選挙で金融資産課税がテーマとなる見込みを受け、日本の暗号資産に関する税制と規制の見直しを求めた。
玉木氏は 9月4日のXポスト で、現在日本の暗号資産市場は1000万口座を超え、預託残高が約3兆円に達していると指摘。この市場の成長を促進するために、以下のような政策パッケージを提案している。
- 暗号資産を雑所得ではなく、金融所得と同様の20%の申告分離課税の対象とし、損失繰越控除(3年間)を適用する
- 暗号資産同士の交換時に課税しない
- レバレッジ倍率を現行の2倍から10倍(個人は5倍)に引き上げる
- 暗号資産ETFの導入
玉木氏は、これらの政策が日本市場を世界全体の10~15%のシェアに回帰させ、数十兆円規模の資産増加と税収の向上につながると主張する。また、日本のデジタル貿易赤字を解消するためにも、Web3および暗号資産ビジネスの活用が必要だと強調した。
さらに、国民民主党は次の衆院選の公約にこれらの政策を盛り込む予定であり、暗号資産業界の関係者に対して支援を呼びかけた。
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