日本のメタプラネット、ビットコイン3億円分を追加購入へ
日本の投資会社であるメタプラネットは10日、ビットコイン(BTC)を38.46BTC(約3億円)追加購入したことを 発表した。
これにより同社は、合計で398.8BTC(約37億円)を保有する日本最大のビットコイン保有企業となっている。
しかし、同社のビットコイン平均取得単価は約940万円/BTCとなっており、執筆時点の投資成績は-15%ほどとなっている。
今回で10回目の購入
同社は、2024年4月23日から複数回にわたりビットコインを購入してきており、今回の購入は10回目の購入となる。
同社のこのような動きは、日本の経済的不況に対応するための「戦略的財務準備資産」として、BTCをポートフォリオに組み込む計画(5月発表)の一環だ。
これまでも、社権発行や新株予約権の付与などを行い、100億円近くのビットコイン購入用の資金の調達に動いている。
そのような甲斐もあり同社は、世界で27番目、アジアで3番目にビットコイン保有量が多い企業となっている。
「ビットコイン積立戦略」の推進も
同社は、「ビットコイン積立戦略」の強化に向け、SBIグループの 暗号資産(仮想通貨) 交換業者「SBI VC トレード」と提携している。
これにより、企業や機関へ日本の税制などに準拠したBTCを利用した新たな資金調達の手段を提供できる。
また、SBIが提供するサービスを使い、同社のビットコイン活用(取引や運用)の高度化が期待される。
関連: メタプラネットとSBIグループが提携|BTC積立戦略の強化へ
株価も回復
今回のニュースを受け、同社の株価は過去24時間で4%以上上昇し、直近の高値となる約1200円を つけた。 執筆時点では、1096円付近を推移している。
一方で、日経平均株価は、過去24時間で-1.5%ほどとほぼ横ばいで推移している。また、S&P500においても、過去24時間で+0.45%となっている。
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