米大統領選、ハリス氏追い上げ | 仮想通貨市場は様子見姿勢
暗号資産(仮想通貨)の予測市場であるポリマーケットは11日、2024年米国大統領選挙の世論調査結果を 発表した 。
カマラ・ハリス副大統領とドナルド・トランプ前大統領の支持率が共に49%で並び、接戦の様相を呈している。
ハリス氏の支持率は、10日に行われたトランプ氏との討論会後に急上昇した。討論会では、ガザ紛争や中絶権など、重要な国内問題が取り上げられた。
仮想通貨市場への影響は限定的
討論会の内容に仮想通貨に関する話題は含まれなかったものの、仮想通貨市場には若干の動きが見られた。
討論会の数時間前、 ビットコイン(BTC) 価格は一時5万8000ドルを超えたが、討論会が進むにつれて5万6700ドル付近まで下落。その後、5万6797ドルで安定している。
ビットコインは典型的なリスク資産として、テクノロジー株や他の株式と同様の動きを見せたと分析している。
政治関連トークンの動向
一方、トランプ氏とハリス氏に関連するPolitiFi(政治)トークンは、討論会中に即座に反応を示した。
トランプ氏関連のトークンであるSuper Trump(STRUMP)は8.7% 下落 。時価総額は1340万ドルとなっている。一方ハリス氏関連のKamala Horris(KAMA)は8.2% 上昇した 。
今後の展望
米国の次期大統領が仮想通貨業界にどのようなスタンスを取るかは、業界関係者から注目されている。
トランプ氏は仮想通貨セクターへの支持を 表明している が、ハリス氏は業界と関わりを持ちつつも、明確な立場を示していない。
今後の選挙戦の展開が、仮想通貨市場にどのような影響を与えるか、引き続き注目が集まりそうだ。
大統領選挙の行方は、仮想通貨業界だけでなく、金融市場全体に大きな影響を与える可能性がある。投資家は、政治動向と市場の動きを慎重に見極めながら、適切な投資判断を行うことが求められる。
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