バイナンス、ソラナLST「BNSOL」を発売|Solayerも協力
大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは12日、同社初のソラナ(SOL)のリキッド・ステーキング・トークン(LST)である「BNSOL」を 発売した。
同トークンは、SOLのステーキング報酬を獲得しながら、同社製品や分散型金融(DeFi)で取引、貸借、利用などが可能になる。
同社は以前、9月末までにソラナLSTの発売を示唆していた。
「BNSOL」とは?
ユーザーは、SOLトークンをステーキングして、その見返りとして流動的なステーキングトークン「BNSOL」を受け取ることができる。
通常、ソラナブロックチェーンへ直接ステーキングした場合、資本はシステムへロックされた状態となる。また、最低入金額も設定されている。
一方BNSOLでは、SOLのステーキング報酬を獲得しながら、ステーキングされた資産を 仮想通貨ウォレット などで保有しながら流動性へのアクセスが可能だ。
BNSOLを発行すると、時間の経過とともにSOLのステーキング報酬が蓄積される。また、標準的な償還プロセス(待機時間が必要)、または市場で取引することで償還できる。
Solayerと共同開発
同トークンは今回、ソラナのリステーキングプロトコルである「Solayer」が開発に協力しているという。
「Solayer」は、ステーキングされたSOLトークンを再利用(リステーク)し、他のブロックチェーンアプリやサービスを保護できるプロトコルだ。また、預入を証明するsSOLトークンも発行され、他DeFiプロトコルでの運用や利用が可能だ。
2024年5月にローンチされ、執筆時点で約1億6000万ドル(約220億円)以上の預金を集めている。
バイナンスの投資部門であるバイナンスラボは以前、ステーキングおよびリステーキング分野への投資を行う中で、同プロトコルへの投資も発表している。
関連: バイナンスラボ、ソラナリステーキング実現「Solayer」へ投資
今回、BNSOLトークンをプロトコルへ預入が可能となり、ユーザーは、追加の報酬も獲得できるようになった。
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