アジア初、DBS銀行がBTCとETH連動の店頭取引と仕組み債を提供開始へ
DBS銀行がBTCとETH連動金融商品提供開始へ
シンガポールのDBS銀行が、適格な機関投資家および認定された富裕層顧客向けに、店頭取引(OTC)と仕組み債の提供を今年第4四半期から開始すると9月17日発表した。
これまでDBSの顧客は、「DBSデジタル取引所(DDEx:DBS Digital Exchange)」を通じて、暗号資産やセキュリティトークンの取引を行っていたが、店頭取引や仕組債を利用することで、暗号資産クラスへの投資機会が広がるとのこと。
これらの商品は、暗号資産の価格変動に応じて法定通貨で利回りを取得でき、また原資産となる暗号資産も受け取ることができるという。
DBSにビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を保管している顧客は、市場のボラティリティに対するヘッジを行うことができ、店頭取引を通じて利回りを得ることも可能とのこと。
なお今回の取り組みは、アジアに本拠を置く銀行として初めてBTCとETHの価格に連動した金融商品の提供になるとのこと。
「DBSデジタル取引所」は、シンガポールDBSグループのDBSプライベートバンク(DBS Private Bank)が開設した適格機関投資家向けの暗号資産取引所。DBSは顧客のデジタル資産を銀行内の機関投資家向けのコールドウォレットで保管し、「DBSデジタル取引所」とは分離して管理しているとのことだ。
参考: DBS
画像:iStocks/TkKurikawa
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この記事の著者・インタビューイ
一本寿和
「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。
「あたらしい経済」編集部
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