SEC、ブラックロックとビットワイズの現物イーサリアムETFオプションの決定を延期

米国証券取引委員会（SEC）は、ブラックロックとビットワイズの現物イーサリアム（ETH）上場投資信託（ETF）の上場および取引オプションを承認するためのナスダックの規則変更提案の決定を延期しました。

当初、この決定は今週の木曜日に予定されていましたが、SECは火曜日の発表によると、決定を11月10日に延期しました。

「委員会は、提案された規則変更について行動を起こすためのより長い期間を指定することが適切であると判断しました。これにより、提案された規則変更を十分に検討する時間が確保されます」と、同機関は発表で述べました。

別の発表によると、SECはまた、ビットワイズの現物イーサリアムETF、グレースケール・イーサリアム・トラストおよびグレースケール・イーサリアム・ミニ・トラストのオプションを上場および取引するためのNYSEアメリカンの提案についての決定を延期しました。新しい決定期限は11月11日です。

暗号ETFオプション

ナスダック国際証券取引所は、8月6日にIBITオプション上場提案を提出し、イーサリアムETFを伝統的な市場の個人投資家および機関投資家にとってよりアクセスしやすくすることを目指しました。

「この株式は、イーサに直接投資する際の複雑さや運用上の負担を取り除くよう設計されており、同時に、任意の時点でイーサへの投資エクスポージャーを反映する内在的な価値を持っています」とナスダックISEの提案は述べています。

規制当局の延期は、先週、ブラックロックのiSharesビットコイントラスト（IBIT）のオプションの上場および取引を承認した後に行われました。ブルームバーグの上級ETFアナリスト、エリック・バルチュナスはこれをビットコインETFにとって「大きな勝利」と表現しました。

SoSoValueのデータによると、ブラックロックのETHAは水曜日時点で約9億7700万ドルの純資産を保有していました。このファンドは、9つのイーサETFの中で最も高い11億ドルの総純流入を蓄積しています。しかし、9つの現物イーサリアムETFは、7月23日の開始以来、6億2400万ドル以上の流出を記録しています。