deBridge、クロスチェーンデータ転送とdappトリガーのためのHooksを発表

クロスチェーン相互運用プロトコルであるdeBridgeは、ブロックチェーン間でリアルタイムの信頼性のあるデータ転送を可能にするdeBridge Hooksを導入しました。

The Blockに共有された声明によると、deBridge Hooksは、開発者やプロトコルがアプリケーションに高度なクロスチェーン機能を統合できるように設計されています。Solflare WalletやSolanaベースの分散型取引所Zeta Marketsが、この新機能のローンチパートナーに含まれています。

相互運用プロトコルはすでにブロックチェーン間での即時価値転送を可能にしていましたが、データ交換のためのクロスチェーンメッセージングプロトコルには最大15分の遅延がありました。プロジェクトは、deBridge Hooksを組み込むことで、資産やカスタムデータがほぼ瞬時にチェーン間で転送できると主張しています。

例えば、Solana上の貸付プロトコルのようなブロックチェーン上で動作するアプリケーションが、Ethereumのような別のネットワーク上に資金を持つユーザーから単一のトランザクションで預金を受け取ることができます。チームは、これにより現在の複数ステップのトランザクションプロセスが排除され、よりユーザーフレンドリーなアプリケーションインターフェースが提供されると述べています。

 主なユースケースには、クロスチェーン資産配布、ユーザー獲得のためのブロックチェーン抽象化、スムーズなユーザーオンボーディング、プロトコルやdappsのための自動アクショントリガーが含まれるとチームは付け加えました。

deBridgeの今後のDBRガバナンストークン

deBridgeは、ガバナンス権限をDAOに移管することでコミュニティに分散化することを目的としたDBRトークンの計画を5月に発表しました。deBridgeの委任ステーキングとスラッシングモジュールが有効化されると、DBRトークンはそのバリデーターをサポートするためにステーキングできます。

DBRは10月17日にJupiterのLFGローンチパッドを通じてローンチされる予定です。deBridgeのトークン配布は、総供給量100億のうち20%をコミュニティに割り当て、ローンチ時には18億DBRが流通供給されます。残りの供給量のうち、26%はエコシステムサポートに、20%はコア貢献者に、17%は戦略的パートナーに、15%はdeBridge Foundationに、2%はバリデーターに割り当てられています。

DBRの導入は、過去の活動に基づいて既存のユーザーに報酬を遡及的に配布するdeBridgeのポイントプログラムの展開に続くものです。