ビットコイン(BTC)が6万8000ドルを超えたことにより、一部のトレーダーは7万3679ドルの過去最高値を再び試す動きになると楽観的に見ている。ただ、一部のアナリストがそれほどスムーズに進むとは考えていないようだ。

ハイブロックキャピタルのシュブ・バルマCEOは、10月16日のレポートで「市場が再び上昇する前に最後の下落を予想するのが賢明かもしれない」と述べている。

ビットコイン さらなる上昇の前に調整を警戒する声も=仮想通貨アナリスト image 0

Bitcoin price in US dollars. Source: TradingView

バルマ氏は、仮想通貨取引所バイナンスのデータを引用し、現在バイナンスの「個人投資家の40%未満」がロングポジションを持っている点を指摘した。ロングポジションを持っているということは、ビットコインの価値が時間とともに上昇すると予想していることを意味する。

「これは潜在的な反発を示唆するかもしれないが、個人投資家が大量にロングポジションに流れ込むと、弱気のシグナルになる可能性がある」とバルマ氏は語った。

さらに、バルマ氏はビットコインの建玉(OI)—未決済のデリバティブ契約の総数—が「歴史的な抵抗レベルに達しており、ロングポジションを一掃するための調整が差し迫っている可能性がある」と指摘した。

コイングラスのデータ によれば、10月16日、ビットコインのOIは393億6000万ドルに達し、年初来高値を記録し、4月1日に記録した2024年の高値388億ドルを超えた。

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Bitcoin open interest is currently $39.35 billion. Source: CoinGlass

しかし、すべてのアナリストが建玉の急増が必ずしも調整につながるとは考えていない。仮想通貨投資家のラーク・デイビス氏は、「これは大規模な上昇の前兆かもしれない」と考えている。「これは仮想通貨市場に対する注目と流動性の流入が始まっていることを意味する。このような急騰はしばしば大幅な価格変動の前兆となる」とデイビス氏は10月15日の X投稿でのべた 。

トレーダーのピーター・ブラント氏は、ビットコインの価格がどちらに向かうかはわからないと指摘する。「ビットコインの価格は窓の中にある。ビットコインは窓を突破するのか、それとも頭打ちになるのか?」とブラントは 10月16日のX投稿 で書いた。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。

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