BTC続伸も上値は限定的 米ハイテク株伸び悩みBTCに重石【仮想通貨相場】
著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
16日のビットコイン(BTC)円は1000.1万円から取引を開始。東京時間は小動きに終始するも底堅く推移し、大台の1000万円を維持した。海外勢参入後には、米国債利回りの低下を眺めBTCは強含みに推移すると、予測史上のポリマーケットで米大統領選でのトランプ氏の勝率が、ハリス氏が民主党候補となって以来初めて60%に到達したことも支援となり、1022万円にタッチした。一方、この日の米株式市場では、ハイテク株から製造業や金融セクターへの資金シフトが起こり、米国時間序盤のBTC相場は上値を重くした。ただ、終盤にかけてナスダック総合も持ち直し、BTCは1020万円を試した。一方、今朝方の相場は失速し、終値はやや水準を下げて1013.3万円となった。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成
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