メタプラネット、ビットコインの投資額が約80億円に
日本の投資会社メタプラネットは15日、新たに10億円相当のビットコイン(BTC)を 購入した。
ビットコイン保有枚数は855.478枚、投資総額は約79億6500万円、1BTCあたりの平均購入価格は931万61円になっているという。
同社は、2024年4月からこれまでに複数回ビットコインを購入してきており、10月は今回を含め4度(1日、7日、11日、15日)の購入を行なっている。
「プットオプション」の行使価格を引き上げ
また同社は16日、以前発表したビットコインの「プットオプション取引」の契約において、行使価格を6万2000ドルから6万6000ドルに調整した。
「プットオプション取引」とは、特定の原資産を事前に設定された価格で売却する権利を取引する手法を指す。
契約の更新が行われたことで、利回りが13.4%(従来の+2.65%)となり、プレミアム収入として受け取るビットコインが5.9枚増加するという。
関連: メタプラネット、ビットコインを「プットオプション」で取得
戦略的にビットコイン投資
同社は5月、ビットコインを「戦略的財務準備資産」として同社のポートフォリオ組み込む計画を発表した。
この背景には、日本の経済危機(円安や長期マイナス金利など)へ対応することが狙いとしてある。
これまでにも、社債や新株予約権の発行によって、最大100億超の資金調達および85億円をビットコインの購入に割り当てる動きも見せている。
海外企業では、マイクロストラテジーがビットコインを企業価値を高める資産として位置付け、これまで25万2000BTC以上を購入している。
そのため、メタプラネットによるビットコイン購入の動きは、「日本版マイクロストラテジー」としてのブランドを構築することが期待されている。
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