ジョージア州でトランプ氏優勢でビットコイン上昇、何を見ればいい?【仮想通貨相場】
著者 松田康生(まつだやすお)楽天ウォレットシニアアナリスト
東京大学経済学部で国際通貨体制を専攻。三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、2021年のピーク800万円、年末500万円と予想、ほぼ的中させる。2022年1月より現職。
ポイント
・ジョージア州でトランプ氏優勢で71,000ドル台に急伸
・予想市場でのトランプ氏の勝利確率上昇に連れBTC上昇、足元では一時7割に
・ガザ停戦を主張していたガラント国防相が更迭、強硬派カッツ氏が後任
・開票途中での情勢判断は難しく、市場はPolymarketを見ながら上下する展開
昨日のBTC相場
昨日のBTC相場は反発。
66,000(約1000万円)台で切り返すと、70,000ドル(約1060万円)台まで値を戻している。
BTCはフライング気味の「もしトラ」トレードにより73,000ドル台の史上最高値に肉薄するも失速、数日内にイランがイスラエルに報復攻撃するとの報道もあり週末に67,000ドル台に値を下げると、週明けの金融市場で株安・ドル安・金利低下と「もしトラ」トレードの巻き戻しが強まる中、BTCは一時66,000ドル台に値を落とした。なお、月曜日のETFフローは▲541百万ドルとローンチ以来2番目の流出となった。
しかし、既にBTC ETFを購入していたミシガン州の退職年金がETH ETFも購入していたことが判明、また匿名の英国の年金もBTCを組み込んでいたことが判明。また予想市場でのトランプ氏勝利確率が上昇するとBTCもじりじりと値を戻し始めた。
海外時間に入り、一時10ポイントを割り込んでいたトランプ氏のリードが20ポイント台を回復、BTCは月曜日の高値を上抜けて70,000ドル台に上昇した。
するとイスラエルのネタニヤフ首相がガザでの停戦を主張していたガラント国防相を更迭、強硬派のカッツ氏を後任としたことに加え、注目の米10年債入札は好調だったが、米長期金利低下、ドル安と「もしトラ」トレードの巻き戻しが再燃、BTCは68,000ドル台に値を下げた。
しかし、開票が開始、激戦州のジョージア州でトランプ氏が優勢となり、予想市場でトランプ氏の勝利確率が7割に達したこともあり、BTCは71,000ドル台に急伸している。
本日のBTC相場
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