ブラックロックのビットコイン上場投資信託(ETF)が、同社の金ETFを上回る資産を保有している。

ブラックロックのデータによると、iシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)は11月8日時点で純資産が330億ドルを超え、iシェアーズ・ゴールド・トラスト(IAU)を上回った。

ETFストアのネイト・ジェラシ氏は 11月8日のX投稿 で、IBITが今年1月に始まったばかりであることを考えると「驚異的な成果」だと述べた。

仮想通貨市場は、ドナルド・トランプ氏の米大統領選挙勝利を受けて急騰した。多くの人々が彼の勝利が業界に利益をもたらすと信じている。

ブルームバーグのETFアナリストである エリック・バルチュナス氏 によれば、11月6日はIBITにとって「史上最大の取引量の日」となり、トランプ氏の選挙勝利後に投資家が仮想通貨に殺到した。

ファーサイドのデータ によれば、11月7日にはIBITに11億ドルの資金流入があり、その前の2日間で1億1330万ドルの流出があったが流入に転じた。

一方、ビットコインは連日の史上最高値更新をみせ、BTCの価格は7万6800ドルを超えて取引された。

ブラックロックのビットコインETF 保有資産で同社の金ETFを上回る image 0

Top ETF launches. Source: The ETF Store

ジェラシ氏によれば 、今年のETF市場ではビットコインが主導権を握り、2024年に最も成功した上場投資信託のトップ10のうち6つを占めた。さらに、2024年に新たに上場された約400のETFのうち、流入額で最大の4つはすべて現物ビットコインETFだった という 。

トランプ氏の大統領選勝利は、米国での上場を待つ半ダース以上の仮想通貨ETFにとって、ゴーサインにつながる可能性がある。2024年には、ソラナ(SOL)、XRP(XRP)、ライトコイン(LTC)などのアルトコインのETFが上場を目指し、資産運用会社が規制当局への申請を相次いで行った。発行者はさまざまなトークンをバスケットで保有する仮想通貨インデックスETFの承認も待っている。

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