米国の選挙後のビットコインの記録的な上昇は続くと予想されており、投資運用会社ヴァンエックは、来年中に18万ドルに達すると予想している。

ヴァンエックのデジタル資産リサーチ責任者であるマシュー・シーゲル氏は、 11月14日のCNBCの番組 でビットコインの上昇は「まだ始まったばかりだ」とのべた。「現在は青天井の領域にあり、テクニカル的な抵抗がなく、今後2四半期で繰り返し史上最高値を更新する可能性が高いと考えている」。

ビットコイン（BTC）は11月5日以降で30%上昇しており、仮想通貨支持者であるドナルド・トランプ氏が大統領に選出された後、仮想通貨市場のラリーを牽引している。

トレーディングビューによれば、11月13日には9万3490ドルの新たな最高値を記録した。ビットコインのラリーは11月15日時点でやや冷え込み、現在は8万8100ドル付近で取引されている。

シーゲル氏は、ビットコインにまだ投資していない、または投資を増やしたいと考えている投資アドバイザーからの問い合わせが「加速し始めており、資金の流れがそれに続くと考えている」と語った。

シーゲル氏によれば、ヴァンエックは選挙後の上昇を予想しており、2020年の選挙後と同様に、投票日から年末にかけて価格が倍増するパターンに従っているという。

「我々の目標は18万ドルだ。来年それに到達できると考えている」とシーゲル氏は言う。「それは、このサイクルの底からピークまで1000%のリターンとなるが、これまでのサイクルの中で最小のビットコインサイクルだ」。

ヴァンエックが追跡しているいくつかの指標が「このラリーが続くことを示している」ともシーゲル氏は付け加えた。

シーゲル氏によれば、「ビットコイン」という検索語のグーグル検索量と、アップルおよびグーグルのアプリストアでのコインベースアプリのランキングは「4年前の水準には程遠い」という。

グーグルトレンドのデータによれば、「ビットコイン」の検索は2021年5月にピークに達したが、11月初旬から検索の関心はほぼ3倍になっている。コインベースは米国のアップルアプリストアで最上位の金融アプリであり、全体では16位、グーグルプレイでは金融アプリで5位、全体で66位とされている。

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