アメリカの実業家でトランプ・オーガニゼーションの副社長、そして次期大統領ドナルド・トランプ氏の次男であるエリック・トランプ氏は、ビットコインがいずれ100万ドルに達すると予測した

エリック氏は12月10日にアブダビで開催されたビットコインMENAイベントで基調講演を行い、ビットコイン(BTC)を「金融のパラダイム」であり、グローバルな資産と称賛した。

ビットコインが1BTCあたり100万ドルに達することに自信を示し、仮想通貨が「世界経済を美しい形で変革する」可能性を強調した

さらに、今後数年でより多くの政府がビットコインを受け入れるようになると予測し、早期導入者が勝者になると強調した。

「ビットコインは単なる投資ではない」

エリック氏はビットコインを「単なる資産ではなく、単なる投資でもない」と述べ、「グローバルな資産」であると表現した。

「それは価値の保存手段であり、インフレに対するヘッジであり、政治的混乱、政治的不安定、自然災害、ハリケーン、火災、洪水、竜巻に対するヘッジだ。だからこそ、これほど強力なのだ」と語った。

トランプ氏次男 ビットコインが100万ドルに達すると予測 image 0

アブダビで講演したエリック・トランプ氏. Source: YouTube

エリック氏は、ビットコインの分散型の性質について言及し、「何万人もの銀行家が高額な手数料を取ってクレジット申請や書類作成を進める必要がない」と語った。

ビットコインの大きな特徴の1つは、その2100万枚という限られた供給量にあるとエリック氏はのべた。「ビットコインが100万ドルに達したときには、もっと多くの人々が目を開くことになる。私はそれが100万ドルに達すると確信している。この部屋にいる全員がそれを確信していると思う」

エリック氏だけでなく、マイクロストラテジーの マイケル・セイラー氏 やARKインベストの キャシー・ウッド氏 といった主要なビットコイン支持者も、ビットコインがいつか100万ドルに達する可能性を指摘している。

BTC普及は電子メールの普及のように

エリック氏によれば、世界はビットコインの採用にやや遅れており、それは驚くべきことではない。電子メールのようなディスラプトな技術が広く普及するのに時間がかかったのと同様だ。1970年代に誕生した電子メールは、普及するまでに25年かかったとし、「人々は新しい技術に適応するのが遅い」と語った。

エリック氏は、6か月前に友人がビットコインを「おかしなお金」と言っていた話を共有した。「偶然にも、彼が働いている銀行は世界の五大銀行の1つであり、仮想通貨デスクを設立し、毎日何千億ドルもの仮想通貨やETFを発明している」と語った。

ビットコインの次の展開は?

エリック氏は100万ドルの大胆な予測に加え、ビットコインが国境や機関を超越する力を持っていると確信を示した。

エリック氏はテクノロジーに適応できない者は敗北すると言い、「銀行が適応しなければならないだろう。政府が適応しなければならないだろう。ビットコインを受け入れる者、デジタル革命を受け入れる者、デジタル通貨を受け入れる者、早期に参入する者が勝者になるだろう」と語った。

エリック氏は基調講演を締めくくりとして、12月5日にBTCが初めて10万ドルを超えたことをビットコインコミュニティに祝福した。「ビットコイナーの皆さん、私はあなたたちを愛している。トランプ家はあなたたちを愛している。今日ここにいることは本当に大きな名誉だ」と語った。

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