仮想通貨アナリストによれば、ビットコインの資金調達率は市場が過度に加熱しておらず、サイクル内でビットコインの価格が早すぎるピークを迎えていないことを示している。

仮想通貨分析プラットフォーム「クリプトクアント」の寄稿者であるアボカドオンチェーン氏は、 12月17日の市場レポート で「30日間の指数平滑移動平均(EMA)を用いて資金調達率を分析すると、後期サイクルの過熱の兆候は見られない」と指摘した。

BTCの上昇トレンドは「続く可能性が高い」

「これは、ビットコインの上昇軌道が続く可能性が高く、さらなる成長の余地が大きいことを示している」とアボカドオンチェーン氏は付け加えた。

仮想通貨トレーダーのレクトキャピタル氏は 12月17日のX投稿 で、「ビットコインはサイクル内での放物線的な上昇のフェーズが始まったばかりだ」とのべた。レクト氏は、このフェーズが通常300日続くと主張したが、まだ「41日目」に過ぎないとしている。

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Bitcoin: Fund Flow Ratio - Derivative Exchanges. Source: CryptoQuant/Avocado

コイングラスのデータ によれば、ビットコイン(BTC)の資金調達率は、取引高で最大の仮想通貨取引所であるバイナンスで0.0084%となっている。買い手が優勢な市場では、買い手はポジションを維持するために売り手に手数料(正の資金調達率)を支払う必要がある。一方、売り手が優勢な市場では、売り手が買い手に支払う(負の資金調達率)。8月にビットコインが6万ドルを下回った際、バイナンスでの資金調達率は年内最低水準に落ち込み、市場のセンチメントの大きな変化を示した。

「全く過熱していない」

仮想通貨トレーダーのミスタークリプト氏は 12月17日のX投稿 で、ビットコインの資金調達率は「全く過熱していない」と指摘する。「1%に達しない限り、さらに上昇するだろう」と付け加えた。

これはビットコインが12月17日に新たな史上最高値10万8239ドルを記録した直後のコメントだ。ビットコインは記事執筆時点で10万4050ドルで取引されている。

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Bitcoin was trading at $104,050 at the time of publication. Source: CoinMarketCap

アボカドオンチェーン氏によれば、先物と現物のビットコイン市場が「3月から10月の間に、価格が5万3000ドルから7万2000ドルの広い範囲で保ち合いされていた際、取引活動の減少期間を経験した」。「しかし、10月以降、両市場の取引高が同時に増加し、ビットコインの価格上昇の勢いを促進した」という。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。

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